ワタシも、そう思っていましたよ。 特にデザイン上の欠点も無いのですが、何処が気に入っていたかと云うと、いつもの事ですが、テールの処理です(w)。 あのシトロエンID・DSに似たと云うと、パクったと揶揄する人も居るかも知れませんが、其処までは似ていないのですが、深い処で立地点が一緒だと思っていました。 言うならば内服カプセル構造と云うか、卵のような強固なデザインが在り、その上にフェンダーその他が着いた/覆った古典的なデザインで、いちばんその事を感じさせてくれるからです。 ワタシにとって、ネオクラシックと云うか日本車が世界のトップグループに入り得た記念碑的なデザインだからです。
考えて診れば、 その昔のスバル360も、その事を感じさせる根源的なデザインでは在りました。また、VWの新旧ビートルも、それでした。勿論CCも、コペンも、そうです。
それでも、シトロエンIDの手法をいちばん受け継いで居たのが、このマーチだったのです。
もっともっと評価されてよかったのですが、 これ以後、 日産は低迷の入り口に迷い込んで行きましたね。
前後するかも知れませんが、Be-1 も、フィガロも、エスカルゴも、このマーチに到達するための、通過点であったのかも知れません。
ワタシも三・四年前に、名もない河の川原にたたずむカブリオレのマーチを目撃して、辺りの風景が一変しましたね。
オーナーと一緒に、余生を釣りにでも興じて居たのでしょうか?
|