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Aston Martin One-77
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今のアストンマーチンのラインナップはクラシカルでバランスのいいプロポーションで、どれも
似たような、というかほとんど同じに見えるほど統一されたデザインだが、そうでありながら
そのどれもが魅力的。
そのうち、この超高級限定車One-77は更にダイナミックで大胆な造形となり、モダンな迫力を
増している。サイドビューとリヤビューがいい。特にリヤビューが非常にいい。
ボリュームたっぷりのフェンダーと特徴的なリヤコンビネーションランプ、とてもとても魅力的。
この写真はボディカラーが白というのも好みに拍車をかけてるしw
ただ、顔つきが他のモデルよりもよく言えばアグレッシブで迫力をかもしている…
かとは思うが、まとまりが悪くやや破綻気味。顔が大きく見えてそこが好みではない。
ヘッドライトとその下のエアインテークの変に凝ったやや無理のある造形、それによって魅力が
増しているかどうかは微妙だ。
他にも、ドアミラーのステーがドアパネルと一体(!)で実に滑らかにつながっているとか、
アイディアとして思いつく事はあっても実際にはまずやらないような構成になっていたり、
レクサスLFAと同じような作りのリヤウイング(LFAのほうがより高度で複雑)が、スタイリング上の
理由からLFAよりも更に小さく、小さ過ぎて妙にかわいいとか、他にやりようがありそうなものを…
というようなところはいくつか散見される。
出来ることならマイナーチェンジで顔つきだけでも他のモデル、DB9、DBS、ヴァンキッシュのような、
絞り込みの効いたまとまりのいい顔つきにしたいものだが、2009年に発表、限定生産で77台を
2012年に生産完了との事だから、もうそれも望めないわけだ、少なくともこのモデルでは。
それにしてもこの組み立て工程の工場のきれいさ、これが実際の工場なのか、撮影のための
演出なのかはともかく、この雰囲気は同じイギリスのマクラーレンの工場と似た雰囲気。
アストンマーチンは設計段階から、製造に外注を使うことが多いということだが、もしかして
これを生産したのはマクラーレン…?
渾身の車を、こんなきれいな工場で丁寧に組み立て出来たらな…。
2014年05月02日(金)
No.1580
(車(マセラティ・クアトロポルテ、他))
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