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クレイモデルの中子(コア)到着



昨日、クレイモデルの中子(コア)がイケヤフォーミュラさんから到着しました。
実際に製作にあたった方が積載車を運転して持って来てくれました。遠路お疲れ様です。
朝早い時間に栃木県鹿沼市を出発したのに、強風(春一番とのこと)のせいか、
東北道では事故が頻発したようで、途中3回も事故渋滞にはまり、神奈川到着は
1時間以上遅れました。こんなの積んでたら神経使うだろうし、さぞ疲れたことと思います。



積載車に備え付けのウインチをつかって慎重に積載車から降ろして工場に入れます。
幅が広くて低くて抑揚がある…。
実際の車高よりも100mm程度高いのですが、
それでも、原寸大のボリュームを目の前にするとそう感じます。

高さも幅もギリギリまで絞り込んだノーズのせいか、フロントフェンダーの大きさが際立つ。
本物のLMPカーと同じ形状のキャノピーとそこから後ろに伸びるスリークなキャビン。
フロントフェンダーからエアをサイドに流すための十分なスペースをとって、必要最小限の
大きさに抑えたサイドポンツーンは、その前側に2枚のエアガイドフィンをつけた状態で
早く見てみたいです。
太いタイヤを履かせるためボリュームのあるリヤフェンダーと、サスペンションのアッパー
アーム可動域ギリギリまで下げた低いリヤカウル一般面。ここにもリヤウイングをつけた
状態で、こっちも早く見てみたいww

まだこんな骨のような状態なのに、1/1で見るとこう色々考えてしまます。
自分はもう半年以上この形をモニター上で見ていて、見慣れてしまっているわけですが、
他の人の目にはどう映っているのでしょう。



レーザーカッターによる切断面の焦げた薄い合板が思いのほかいいです。
切断面にバリやささくれの類が無く、それだけで洗練されて見えます。
通常、この段階では開口部やウインドーグラスの外周部などの情報がわかりにくいものですが、
今回はレーザーカッターを使い、パーティング部分に小さな突起状の形状を残してもらったので、
どこにどういうラインが入るのか、ある程度わかり、作業のしやすさにつながります。

3DデータからX-Z断面、Y-Z断面それぞれのデータを出力し、その断面データ(線図)を使って
レーザーカッターを動かし、比較的薄手のベニヤ合板をカット。そしてそれらをX-Yで交差する
ように組み合わせ、スチール角パイプで作ったフレームに載せて固定…。
レーザーカッターを活用して合理的な作り方を、ということで今回はこのような作り方をしたの
ですが、これは案外いいやり方かもしれないと思いました。

これにネットなどをかぶせ、更にFRPをかぶせて下地として、その上にクレイを10mm程度
盛りつけて…、そこからクレイによる造形作業となります。

いよいよ1/1スケール:原寸大のモデリングがスタートします。





いわば骨組みだけの状態。それでも嬉しい。

2013年03月02日(土) No.440 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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