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エアインテークとアウトレット



現在製作中の車。
カウルの分割を考え始め、合わせてキャビンへのフレッシュエアの導入ルート、
エアインテークと、排出ルート、アウトレットも考えています。
エアコン無しの場合(車の性格からしてそういう可能性も十分考えられる)も考慮
すると、早い段階でわりと真面目に考えておかないと、いかにも後付けの無骨な
造作が必要になるかもしれません。そうはしたくないわけです。
そういうものがカッコ良さとして生きる場合もありますが、(市販車を改造して作る
レーシングカーなど)今回はなるべくインテグレートされたものにしたいです。

まずフロントノーズの先端、フロントカウルとアンダーフロアの間のセンター部分に
メインインテーク。 ここは土地でいえば丸の内とか銀座4丁目とか、ww
それくらいにいい場所、恐らく最大の動圧が得られる最高の場所です。
こういうところであれば開口面積は最小限で済みますので、ドラッグの増加を
最小限に抑えられるかと思います。
ここからノーズの中を、ダクトでダッシュボードのセンターまで導きます。



サイド用にはノーズの付け根というか、キャビンのすぐ前の側面(斜め面?)の左右に
小さめのNACA型を。実はここは内部に機構物がレイアウトされるので、ダクトを素直に
引き回せないのですが、つけるとしたらここがベターだろうという事で、今の段階では
ここに設けることを想定しています。
実際に走ってみて、不要ならふさいでもいいかと思います。 あればあったで見た目的
にも悪くないかなとは思いますが、こんなディティールひとつでも製作の手間はそれなり
にかかりますので、そういうことも考え合わせて判断することになると思います。



そして、アウトレット。キャビンを涼しくしてくれた空気の出口です。
これはドライバーの頭の後ろから、ルーフのスロープが始まるあたりに抜くのがいいと
思います。あたたかい空気はキャビン上部にたまるでしょうから、その近くからダクトで
ルーフ斜面の負圧が出るところまでつないでそこで外に排出…。 という狙いです。

基本的な考え方は、動圧の高いところで吸って、負圧のところで出す、という
シンプルなものです。思或通り機能してくれればいいのですが、どうなるでしょうか。





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2012年10月29日(月) No.287 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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