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カワサキ900Z1
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6月29日の日記でとりあげた本“クルマはかくしてつくられる4 レクサスLFA”を書店で見つけた時、
すぐそばにあったこの本にもかなり惹かれて、買おうかどうしようか結構迷った。
私はこのバイクのデザインがすごく好きだ。最も好きなバイクのひとつといえる。
この種のバイクのひとつの完成形だと思う。伸び伸びとしていてバランスがいい。
優雅で美しくさえ思える。
写真は私が一番好きなZ1Aといわれるブラウン系のカラーリングのもの。
このカラーリングは日本国内向けの750RS Z2には無い。
好きなバイクだからスケールモデルも持っていて、年代(カラーリング)違いのノーマルと、
ヨシムラの集合マフラーなどで改造したバージョンの、計3台も持っている。
だが、実際に乗ったことは無い。
大型の免許が無いのだ。
私がバイクの免許をとれるようになる数年前に免許制度の改正があって、
大型バイクの免許取得はかなり難しくなり、それはあきらめたのだが、
もしあれがとれていたら、その後何台か乗ることになるバイクも違っていたと思う。
この制度改正に対応しなければならないメーカーは大変だったことと思うが、
このことによって、後に名車と呼ばれるようになる中型バイクがいくつか生まれた。
CB400FourやCBX400Fなどだ。
400ccなんていう中途半端な排気量はそれまでなかったのに。
今や程度のいいこれらの中古車価格は驚くほどのものだが(新車価格の2倍以上、
3倍くらいするものもある)、客観的にそれほどのバイクとはとても思えない。
特にCB400Fourなんて、当時としても基本設計が古くて(350Fourの排気量アップ版)、
重くて遅い、走らない…。実際に乗って何だこれと思った。だが音だけはいいww
モノの価値は人それぞれでいいのだが、それでも、これはちょっと…と思う。
そういうことを思うのだが、これがZ1とかになると自分の中で話が違ってきて、
やはり程度のいい中古車は高いことは高いのだが、こっちはアリだと思う。
何がそう違うのかと考えるに、この本の中でも触れられているのだが、
Z1はとにかく世界最高のものを作ろうと高い志をもって開発されたものだということだ。
それはその少し前にデビューして、カワサキ陣営が直接ライバル視したホンダの
CB750もきっとそうだったと思う。本気で世界一を目指していた。
それに対して400ccの一連は…、書くのやめときますww
高い志を持って最高のものを作ろうとして出来上がったものは色あせない魅力を持つ。
最新の技術はすぐに最新ではなくなり、デザインのトレンドも時代とともに変わる、
色々なことが変わって、ある時代に生まれた製品が古さを感じないなどということは
ありえないのだが、それがそうだったとしても、それでも十分魅力的と思えるもの、
そういうものを作りたい。
志が生む魅力、そういうものに惹かれる…。
2013年07月07日(日)
No.633
(車以外のデザイン、Webデザイン、他)
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