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シャシー(一部ダミー)到着 4月23日時点



イケヤフォーミュラさんからシャシーが届きました。今回も実際に製作を担当された方が
自ら積載車を運転して遠路運んでくださいました。長旅お疲れ様です。

とりあえず定盤の上において、色々見てまわります。設計通りに出来ているようです。
アルゴン溶接の細かくて滑らかな溶接痕にスキルの高さがうかがわれます。
この状態でもカッコいいと思えるディティールがいくつもあって、うわぁー、こんなふうに
作るんだ、すごいなぁ…、とか、ここは一体どうやって作られたんですか?というような
ところがあり、説明を聞いて、うーん、そんなことができるのか…と、感心しきり、
というか、聞いてもまだよくわからなかったりしましたが。^ー^;
中には、こんな設計にしてすみません…というような、ややこしいところもあるのですが、
そんなところもきっちり、しっかりと出来ています。きっと苦心されたことと思います。

フレームの設計にも関わるようになり、やるからには出来る限りトラス構造などにして、
なるべく軽量高剛性にしたい、そう思いながら設計したわけですが、そうは言っても色々
な要件を満たすために、理想的な構造にはできないところも多々あり、これでいいかな、
こんなんでいいかな、もっといい方法は無いかな…そう思い続けての設計作業でした。
そういう心配な箇所に手で力を加えてみると、想像以上にがっちりしていて、軽く驚き。
やっぱりこういう点はクロモリ鋼の良さだよなとあらためて思います。
テスト走行してみて、補強したくなる所も結構出てくると思いますが、そういう場合でも、
この構造なら比較的容易に対応できるという点もいいところです。



タイトルの一部ダミー…というのは、エンジンとその補機類、ギヤボックス、サスペンション
アーム、アップライトなどで、現状ではシャシーだけで走る事はもちろん、タイヤでころがす
事も出来ません。なので、移動用にキャスター付きの台車まで作っていただきました。

こうしなければならなかった理由は、ダミーで代替したところはまだ製作中の部分があり、
それらの完成を待ってボディカウルとの結合となるとスケジュールが遅れてしまいますので、
そうならないために、同じ大きさ、同じ取り付けのものを作って、結合作業を行っている間に
本番用のものの製作を進められるだけ進めようということです。
当然ダミーを作る分の工数は増えるわけですが、それでも全体の工期を伸ばすよりは
良いだろうという判断です。
ボディとの結合をすませ、開口部の建てつけも終えた後に、ダミーの部分は本番用のものと
交換することになります。






想像していたよりもかなり剛性が高く感じられるシャシーで安心…。

2013年04月25日(木) No.498 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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