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メルセデスベンツ SLS
先日、家内と近所のスーパーしまむらへ買い物に行く途中、ww
小田原厚木道路の大磯インターから国道1号線に向かう下り坂の途中、
この車の後ろについて走りました。
ちょうどこの写真のような、グレー系のマット調のボディカラーでした。
ほとんど真後ろからなので、特徴的なロングノーズのプロポーションは
あまりわかりませんでしたが、車高が低く幅広で扁平なボディ、
その縦横比がとてもバランス良く、カッコ良く見ました。
リヤコンビランプなどの造形などはあっさり過ぎるほどシンプルなのですが、
プロポーション自体がいいので、控え目で上品、知的でありながら印象的、
そんな感じで、妙に個々のパーツや部位が主張したようなものよりも、
非常に好ましく思えました。
軽い渋滞の中、これをじーっと見つつ、対向車線を走ってくる車を見ると、
スズキやダイハツの軽、タウンエース、セレナとかのワンボックス、
ヴィッツ、マーチなどのコンパクト、それにレクサスISなど、色々来ます。
で、思うのが、ああやっぱりこういうのとは違うなぁ…ということです。
これら国産車の多くは、寸法の制約の中で精一杯個性を出そうとして、
ちょっと無理やり感が出過ぎているように見えて、なんだかちょっと
発展途上の国向けの車を見ているような気がして、悲しかったです。
このSLSはAMGバージョンでしたので、新車価格は2000万円以上。
大変高価な車です。多くの日本車とはターゲットユーザーが違います。
この印象的なデザインも、高価な車にふさわしく十分なコストをかけたから
実現できたデザイン…、というわけではなく、ターゲットの嗜好を予測して
汲んだもの、こういう感覚のユーザーに買ってもらいたいから、だから
こういうデザインに…ということだと思います。
こういうデザインで200万円台の価格(SLSの1/10に近いですが…)の
車があったらいいなと個人的には思いますが…、それでは売れないと
判断されているのかもしれません。残念ですけど。
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2012年11月04日(日)
No.303
(車(マセラティ・クアトロポルテ、他))
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