ASH INSTITUTE Blog

世界一美しいクーペから世界一カッコいいセダンへ [車の売買 後篇]



その日の夜のうちに相手に経緯を説明のうえ、良かったら見に来ませんか?
とメールを送った。するとすぐに
“ありがとうございます!!ヽ(*^▽^*)ノ すごーく嬉しいです!”
みたいな返事が来て、日時もきちっと決めた。
その後のメールで、
当日は車屋をやってる友人と二人で行く。売買のために必要な手続き関係は
この友人が責任を持って全てやるので、面倒なことは一切していただかなくていい。
とにかくこの車を手に入れられることが嬉しくてしょうがない。感謝にたえない…。
というようなことを言われ、こんなに喜んでもらえてこっちも嬉しくなった。
こっちの人に譲れることになって良かった。

で、前篇の冒頭の二人での訪問となり、もうあたりは暗くなりかけていて、
現車確認にはいい状況とは言えなかったが、ちょこっと見て、運転席に座ってみて、
これでOKとなった。え?これでいいんすか?っていうくらい簡単だった。
オークションの説明が適切でわかりやすいし、フォトアルバムのたくさんの写真も
良く見ているし、それまでの私とのメールのやり取りで十分詳しい状態はわかった
ので何も言う事はありませんとのことだった。 うーむ…。 ( -`_´-) ヤルナ…
その場で落札価格+リサイクル料を現金でいただき、領収書を渡して、そのまま
乗って帰っていただいた。東京方面なので、高速も使ったはずだ。
その日の夜遅く、興奮気味なメールが来た。
“この車、何か特別なチューニングでもしてるんですか?!やたらパワーがあるん
ですけど…。これなら、ストラットタワーバー(※)付けられた理由がわかります。”
とのことだった。(※ストラットタワーバーはボディ補強のために私がつけたパーツ)
実は彼は別に同じ車を所有している(!! …マニアである)のだが、
それと比較して、こんなにいいと思わなかった、とのことだった。

自分ではそれほどとは…、特別にいいとは思っていなかったので、もしかしたら
彼の所有しているのがあまり調子のいいものではなくて、こんな風に感じたのかも
しれないと思ったが、それをそのまま言うのははばかられたので、さらっと流した。
思い返してみれば、私がこれを買った時、譲って下さった方は少し自慢げに、
ずっと面倒見てもらっているBMW専門のメカニックが、この車種でこんなに調子の
いい個体は日本でもそうないと思いますよ、良かったですね、というようなことを
言ってくれて嬉しかった、と言っていた。
まあ、あれからかなりの年月が流れているので、その時のメカニックの言葉どおりか
どうかは何とも怪しいが(というか色々要修理ヶ所があるし…)、少なくともエンジン
関係の調子は良く、素性としては悪くなかったという事かと思う。

私が領収書を書いたりなんかしてる時だったか、二人が家内に聞いたそうだ。
“635とクアトロポルテって…、ご主人いったい何をしてる人なんですか?
やっぱり車関係なんですか?”
家内は、はぁ、まぁ…。などと答えたみたいだが、確かにこの組み合わせは
あんまり見ない。1台ずつでもあんまり見ないものな。(; ̄ー ̄)

手離したBMW6シリーズはたびたび “世界一美しいクーペ” と言われ、私自身も
そう呼ばれていい車のひとつと思う…、いや最もふさわしいと思う。そういう形容が
似合う印象的なデザインだ。きっと多くの車好きの記憶に長く残ると思う。

そしてクアトロポルテのほうは、ある雑誌でライターが、世界一カッコいいセダンだと
思うと書いていたことがあり、私もそう思っていたく共感した。 BMW6シリーズの
“世界一美しいクーペ”ほどには一般的な形容にはならないだろうが、まぁ、そういう
のは好きな人がそう思っていればいいだけなので、どうでもいいのだが、同じような
ことを感じる人がいて、それを表明してもらえると嬉しいものだ。

自分が手に入れたのはどちらも中古だし、良い面ばかりではないことは身をもって
知っている(どちらの車もだ)が、お気に入りの車に触れられるのは純粋に嬉しい。
こんなことを許容してくれ、色々協力してくれる家内に感謝したい。

写真は全て家内が撮影。
2012年03月24日(土) No.13 (車(マセラティ・クアトロポルテ、他))
Comment(0) Trackback(0)

この記事へのコメントは以下のフォームからどうぞ

Name
E-Mail
URL
感想
500文字まで
Icon Icon
投稿キー 投稿キーを右に記入して下さい
Pass

この記事のトラックバックURL

https://ash-institute.cats.st/cgi/diary/sfs6_diary/sfs6_diary_tb.cgi/2012032413
No. PASS

       
   














ASH INSTITUTE Blog