R390、TS020、911GT1-98verあたりになると
レギュレーション解釈の確信犯ですね。

そういえばレプリカの GT40までありました。

日産は、この車を自社の市販GTベースと言うことに
負い目を感じていたのか、本気で何台か売る気だった
ようです。ストリートモデルはVG30エンジンでした。
とはいっても、個人の日産ファンには手が出ない1億で
関連法人に売りつけるつもりだったみたいですが。

ヤマハもジオットもオーダーが無かったそうですが、
１億円超のこんな車両がバンバン売れるポルシェと
ベンツはすごいと思います。

このローラって、プジョー905のフロントがTS020っぽくなったみたいですよね。
もしかして、コルタンツデザインですか？

が、似ている/似ていない、新発想/2番煎じということより
完成度がどうか、美しいかどうかの方が、スタイリングの
価値として重要に自分は思うんですが。

もちろん、似せることでオリジナルのイメージを利用している
の（ベンツやトヨタ似の今の中国車など）はダメですが。

>Fordのレトロは、なんだか幸せそうに見えるんです。
なるほど、うまいことを言われますね。
日本（トヨタ）も出し惜しみしないで、2000GTでもヨタ8でも、出せばいいのに。
オリジンなんて、歴史的な意味はあるかもしれないけど、デザインが良くて心に残っているとか、
そういうのじゃないですからね。歴史的な財産でも、志の点でも負けてる気がします。

>ニュービートルはドイツ本国では全然人気ないのだそうです。
>特に年配の方はビートルの形を見ると貧しくて辛い時代を思い出してしまうのだそうで、うーん。
これは、年配の方はそうでしょうけど、そういう経験をしていない若い世代はどう捕らえているのでしょう？
別の理由があってやっぱ不人気なんでしょうか？

>TS020は、動物ではなく、雲とか氷河とかいう自然を感じます。
うーむ、なにか深い感覚ですね…。
私はあれに、こういうものに近い感覚を覚えました。車じゃないのは同じですが…。



なんか、これ、実存する究極の機能美（のひとつ）に思えます。（使用目的は別）

くろださん、お久しぶりでしたね。忙しかったですか?　それともお墓参りとかしていらっしゃいました？
くろださんのたからもの、いいカッコしていますね、何度見ても。控えめでキリリと良くまとまっていて。

>「もし、その発見が無かった（大きく遅れた）世界が存在したら、もっと違った豊かなカーデザインの数々を見ることができたのだろうか」
うーむ、これはこれで見てみたかったですね。
ひところのアメ車とはまた違った、ヨーロピアン・グラマラス・デザインとでも言えばいいんでしょうか。
シトロエンとかがものすごい勢いになってたりして…。ちょっとこわいかも。(^^；

ぶんぶんさんは、建築家でいらっしゃるんですよね。
メールアドレスからたどって、多分そうかなと思われるウェブサイトを拝見したのですが、
スケールの大きな、すばらしいお仕事をなさっていらっしゃるのですね。尊敬です。
（間違ってなかったらですけど）そのうち、そちらのサイトをリンクのページに加えさせて頂いていいですか？
建築って、意匠と設計が分かれていなくていいなあ、と思っていたのですが、
そう簡単なものではないのですね。やはりそれぞれの分野で色々あるわけですね。浅はかでした。
ところで、ぶんぶんさんというハンドルネームはどういう由来があるのでしょう。蜂が好きとか？
この間、蜂の巣を落としちゃったので、ちょっと気になったりして…。

でも、GT-ONEのロードバージョン…ということですから、やっぱ007のことですよね。
だとすると、どのあたりが2000GTにつながる雰囲気と思われるのでしょうか？
大変嬉しく思うんですけど、自分ではそうは思っていなかったので、とても興味があります。

あれは、あの頃（の少し前）、たしかジャガーXJR14あたりがCカーに持ち込んだコンセプトで、
Cカーの皮をかぶったF1、というようなかんじのものがあったと思うのですが、
そういうコンセプトを自分ならどう表現するかと考えてみたものなのですが、
ボディサイドのエアアウトレットに、トヨタ7（悲劇のモンスターターボ）風の
巨大なNACAダクト+グラフィック、を前後逆にしたようなデザインで取り入れたものです。

それにしても、ぶんぶんさんもGT-ONEお好きでしたか。仲間が増えたようで嬉しいです。(^^)
私もGT-ONEの出てる雑誌は何冊も買ってしまったくちです。
それに、スケールモデルも1/43の98バージョンと99バージョンを各1台、
1/18の99バージョン（日本人組の、大好きなオートアート製）を1台買ってしまいました。

XJ220、いいですよね。いわゆるCカーっぽい雰囲気と、どこから見てもジャガーと思えるところと、
そして何より、それらのこと抜きにして、抜群にカッコ良くて美しい。すばらしいデザインだと思います。

>フレームに手をつけるとインプレッサやS2000が元々持っている信頼感が失われてしまいますし、
>私なんかのレベルでは性能充分なので、この線でやって欲しいですね。（完全に人事トーンになっちゃいますが）
信頼性に関しては、たしかにおっしゃるとおりですね。
ボディのみのスペシャルワーク、それってまさに、かつてのカロッツェリアの仕事ですね。
いいな、そういうのも。ぜひともやりたいですよね、ダメ人…じゃなくて車好きとしては。
ライブドアあたりがスポンサーになってくれないもんですかね。プロ野球新球団ぶち上げる勢いに乗じて。（何が？）

＞ニュービートル
は、デザインというよりコスメティックという領域で語られるクルマなのかなぁ、という気がしますね。エンジン搭載位置が変わってるのにオリジナルがモティーフになってるので。
トレウピーノとか、ニューフルヴィアとかもそうですが、所謂「手はキレイ」ですよね。カラーリングのセンスとかは、ウマイですよね。

ぶんぶんさん＜はじめまして

私もガンディーニの大ファンで、お話が盛り上がりそうです。
彼のデザインを３次元でナデナデ堪能すべく（？）モデルカーでブラーヴォのフルスクラッチとか（あとザガートモノも）やってたりしますので、よかったら、覗いてやってください。
http://jp.y42.photos.yahoo.co.jp/bc/yasumoy/lst?.dir=/%a5%e2%a5%c7%a5%eb%a5%ab%a1%bc%a1%a1%a4%a4%a4%ed%a4%a4%a4%ed%a1%ca%c1%b4%bc%d6%a3%b1%a1%bf%a3%b2%a3%b0%a1%cb&.view=

機能と美の話は、いつ語っても深いトコいきますよねー。たとえばエアロダイナミクスひとつとっても、「もし、その発見が無かった（大きく遅れた）世界が存在したら、
もっと違った豊かなカーデザインの数々を見ることができたのだろうか」といったとりとめもないことを考えたりします。

機能美というガチガチの概念ではなくて、機能と美の幸福な共存をユーザーが日常的に実感できるという点で、私にとっての機能美クルマは、オンボロ愚息のコイツだったりします。


まぁ、親バカの意見に何の説得力もないですが（笑）。

>誰か、最初のカウンタックを、ピニンファリーナのP5みたいに復>刻しませんか。

ランボルギーニの再生家ってのは何人かいますが、ＬＰ５００は
ボディの構造自体をプロト以降変えちゃったので、再生は不可能かと。。。
ちなみに、マルツァル型エスパーダプロト（ガルウィングタイプ）は、あのクズ鉄から密かにレストアしたマニアがやっぱりいました！



うちださん、アポロＧＴは、実はスカリオーネでした！（インテルメカニカっぽいなとは、思っていたのですが）
まぁ、スカリオーネデザインの本質とは別のものですけどね。

＞1次というか0次の試作車なら、5,000〜6,000万くらいあれば〜

と言う事は、100台限定として１台あたりの負担が50万、CFRPで作って外装150万、内装150万て感じで、
ベース車輌が350万とすると、1台900万円くらいになりますね。事業費9億。売れるかな〜？。
確かハイエナが1500万くらいだったですよね。売れたのかな？。

＞「プレミアム性を、うっとりするような、息を呑むような、美しく、カッコいいスタイリングによって得られたら・・」

フレームに手をつけるとインプレッサやS2000が元々持っている信頼感が失われてしまいますし、
私なんかのレベルでは性能充分なので、この線でやって欲しいですね。（完全に人事トーンになっちゃいますが）

ヨーロッパと日本の都市や建築の比較が出てしまうと、_ASHさんのご指摘はごもっともですし、私としては寡黙にならざるを得ないのですが、
状況の補足説明だけさせていただきますと、日本では道路を管轄する土木と建物を扱う建築が、学問や行政の体系が完全に分離していて、
張合っていたような時代が長かった事も原因だと思います。そして特に、土木の分野では美術教育があまり行われていないので、
美的素養がない人の仕事が、そのまま人前に出てしまう事が多いのです。これに類した事は建築の世界にもあって、
日本の建築系の学校の一部には美術教育が行われていないところもあって、そう言う所の卒業生も含めて一級建築士の試験に受かれば、
設計できてしまうと言う事情があります。
これに対し、大まかに言うと、ヨーロッパでは、建造物の美的側面を扱うのが建築で、技術（構造）的側面を扱うのが土木（シビルエンジニアリング）
と言うような区分けになっていて、両者の協力で設計されるべきだと言う考えが源流にあるようなのです。
このような日本の特殊事情が起こってしまったのも、ASHさんご指摘の明治期の西洋文化導入過程での混乱が原因だと思いますし、
こんな状況を100年も続けてしまった背景は、環境への蓄積の差なのかも知れませんね。
ストリートファニチャーなども含めた総合的な都市景観についても、同じような背景があると思います。ヨーロッパでは先にデザインがあって、
それが都市や建築や工業製品に分化して、その結果教育体系が出来たのであって、どの分野の人も基本的感性を共有しているんだと思います。

ところでASHさんやここを訪れるカーデザイナーの方は都市景観の中での位置付けを意識して車をデザインされてますでしょうか。
建築の世界では、車を隠す計画が主流ですが、私は今の都市景観の中で一番カッコ良いのは車だから、車は見せろ！って言ってます。
しかい、実際には時々ゆらぎます。どうも景観の中で「図」として浮上してしまうデザインが多くて「地」を演じられるデザインが少ないように思います。
ランチャテーマなんかは「地」が演じられて、それでいて粋で良いなと思います。最近のではキューブが良いと思います。
イタリアのデザイナーは、プロモーション写真なんか見ますと完全に風景の中の位置付けを意識してるように感じます。
また、以前スーパーカーグラフィックのイデア・フェラーリの記事の中で、古典的な列柱の中に348の石膏モデルが置いてある写真を見ましたが、
このときピニンファリーナは建築と全く同じ文脈でデザインしているんだと思いました。

＞Fordのレトロは、なんだか幸せそう

確かにそうですね。５０、６０年代のアメリカ車って車の影の部分
を全然考えてなくてどこまでも楽天的なムードですからね。

対する日本はまだまだ戦後復興中で。これはドイツでも同様で、
ニュービートルはドイツ本国では全然人気ないのだそうです。
特に年配の方はビートルの形を見ると貧しくて辛い時代を思い出して
しまうのだそうで、うーん。アメリカや日本では大人気なんですけどね。