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Racing on マキとコジマ (三栄書房)




レーシングオン - マキとコジマ http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=6767

何日か前、この本が届いた。
よくぞ取材してくれたと思える内容。初めて見る写真や、小さなモノクロでしか見たことが
なかった写真も豊富。すばらしい内容に敬意、そして心から感謝したい。
マキF1がいとしくなった。

マキF1と三村さんに対して良く言わない人もいるし、実際に褒められたことばかりではないことは
知っているが(社員時代、仕事中に本人から何度か聞いたww 徹夜続きでクラクラしながら
ドラフターに向かっているような時に隣に来て、楽しそうにお話ししてくれるので、相槌うちながら
こっちも楽しく聞いたww )、この本を見て、三村さんはやっぱり大した人だとあらためて思った。

当時三村さんと活動を共にした何人もの人達が取材に対して、異口同音に、大したものだとか、
感謝している、得難い経験とすばらしい思い出、というようなことを言っていて、あぁやっぱり
そうだったんだと、あらためて思った。



F1マシンを自分で作ってプライベート参戦、それも日本GPにスポット参戦とかじゃなくだから、
それは手段を選ばずというか、背に腹はかえられないというか、そういうことは色々あったと思う。
それで不義理なことをしたり、迷惑をかけてしまった人もあったであろうことは想像に難くない。

だが、それがそうだったとしても(迷惑を被った方々には大変申し訳ないが)、
三村さんのそのセンスと能力の高さ、そして行動力は、私達からしたら、憧れや尊敬や羨望を
集めるに十分。カッコ良く美しいものを生み出す能力はさすがと思わせるものがあった。

20年以上前、雑誌に掲載されていた若い頃の作品を見て、うわぁ、日本でもこんなのを作れる
人がいるんだ!と驚いた。その雑誌の記事を何度も何度も見て私は転職を決意した。
経験の無い私を三村さんは雇ってくれ(他は断られたww)、しかも随分と重用してくれたと思う。

在籍中、身分の程をわきまえず口論のようなことをしてしまい、その後しばらくの間
まともに口もきいてくれなくなった事もあるしww、やめてしまった自分がいうのもなんだが、
出来るものならこれからでも何かしら恩返ししたいと思う。
それから、もう一度三村さんの会心の作品も見てみたい、1ファンとして。





横浜方面には一生足を向けて寝られない。

2013年10月11日(金) No.769 (モーターショー、ニュース、レース、その他)
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