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日本メーカーのデザイン、問題の本質



前の日記の冒頭で書いた、
“冷静に考えたら、もともといい時期なんて無かったんじゃないか?”
というのは、工業製品の中でも特に車に関してのみの事なのですが、
これはやっぱりそうだと思います。世界中で売れてると言っても、
日本車のデザインが良くて売れているわけじゃないですから…。

過去の日本車の中には個人的に好きなデザインもいくつかありますが、
それと同時期の世界の車と比べてみると、やっぱりどうにも貧弱というか、
縦横比がおかしかったり、プロポーションのいいものがほとんど無い。

60年代末から70年代にかけてのコンセプトカー(当時はドリームカー)の中には
今見ても驚くような先進的なものがあるのですが、いつまでたってもそういう車は
現れず、もたもたしているうちに21世紀を迎え、かつて夢見た21世紀の車は
どこへ行ったんだろう…などと思っているうちに、後発の韓国、あるいは中国にさえ、
純粋なデザイン(スタイリング)という観点では(好みはともかく)追い越されつつ
あるように感じています。

なぜこうなってしまったんだろう…。<..
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2012年07月26日(木) No.152 (車以外のデザイン、Webデザイン、他)
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