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クレイモデルの中子用断面データ



マスターモデルをクレイで作ることにしたので、その中子:コアを作るためのデータを
作成中。たくさんのセクション(断面)データをとります。
もっと開発費がかけられるのなら、このクレイモデルは作らなかったかもしれません。
データが完璧にできていて、高機能な切削機や造形機があれば、そこから直接マスター
モデルを作ってしまうこともできるので、工期を短くすることを優先するのなら
そうすることもあるわけです。
ですが、ちゃんとしたものを作ろうとすると、それは結構な費用がかかります。
今回は可能な限り費用をおさえるため、クレイモデルをモデラーに作ってもらい、
それをマスターモデルにすることにしました。



クレイモデルは、1/5や1/4などのスケールモデルにしてもフルスケール(1/1、実物大)
にしても、開発工程の機械化、データ化が進んで、一時期は省略される傾向にさえ
あった作業工程です。(しばらくしてそれではいけないということがわかるのですが…)

今回これを作る理由は、前述のように単純にコストの問題で、他にやりようが無いから
なのですが、造形の品質を上げるためには、マテリアルは何であれ(クレイ以外の
石膏でも樹脂でも)あったほうがいい工程なのは間違いないです。
アイディアを実物、立体で確認できるというのは他に代え難いものがあります。
今回はやむを得ず作るクレイモデルですが、そういうことなら、これを作るメリットを
活かしていいものにしたいです。



スキルの高い優秀なモデラーが手掛けるクレイモデルは、スケッチやCGだけでは
思いつかなかったり感じることができなかった魅力が出てくることがあって、
とても奥が深いものだと思います。
この車のクレイモデルが作られるのは恐らく3月頃から。今からとても楽しみです。




コストを抑える有効な方法のひとつ、スキルの高い人に素早くやってもらう。

2013年01月19日(土) No.407 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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