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リヤコンビランプ アウターレンズ



昨日の続きですが、
リヤコンビランプのアウターレンズの造形は、許されるのならもっと立体的に
したいと思うのですが、成形工程を考えるとあまり自由度はありません。
ですので、そういう事が気にならないように、でも全体的には魅力的に
見えるようなボディの造形を考えます。



アウターレンズはフロントもリヤも、板アクリルを加熱してプレス成形するつもり
なのですが、この製法では画像の白い車のようなリヤコンビランプは、
まぁやめといたほうがいいくらいに難しいです。ww
一体成形は事実上無理と言っていいと思います。



以前何台か手掛けたコンセプトカーで実際にやったことなのですが、
どうしてもこういうのにしてください!この形じゃなきゃダメなんです!
という場合は、“無理押し”したり、何とかなりそうな形に分けて考えて
そのように分割した成形型を作り、それぞれ成形→慎重にトリミング→
十分手をかけて接着→微妙なずれや成形痕は削って磨いて磨いて…
磨き倒してわからなくします。ww

“無理押し”というのは字面から想像される通り、無理っぽいものを
無理やり強引にプレスして、しわ状にゆがんだりした部分を削り取って、
泣きながら磨きまくって何とかする、方法です。ww

ちなみにインジェクション成形なら何も問題も無くできそうに思えるのですが、
1台しか作らないようなもので、製作費の10%にもなりかねないような製法で
1つのパーツを作ることはできませんので、大体いつもこういうことになります。

※画像は全て現在製作中のものではありません。





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2012年10月07日(日) No.233 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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