Car Styling Design - BBS log5  [検索]

  カースタイリングデザイン掲示板の過去ログの一部です。


  画像をクリックすると、別のウインドーが開いてオリジナルサイズで
  表示されます。(オリジナルサイズが小さいものはそのままです。)
  


 Coffee ブレイク   DADA   2007年3月25日(日) 23:00   
スレッドが長いので・・・ミウラ論争ちょっと休憩しませんか。
この車の名前は何?
デザイナーは簡単かもしれません。
<ヒント> アメリカ映画 盲目の黒人DJ 消滅点

画像が小さかったので大きいの探しますね。

    大内 誠   2007年3月25日(日) 23:13    HP Mail  
DADAさん>ありがとうございます。そうですね。ちょっとお休み^^。おといれにいらっしゃい方は今の内に^^。

これはモンベルでしょうか?。フルアのようですが。ヒントと結びつかないでしょうか?。

    DADA   2007年3月26日(月) 4:25     
大内さん>お見事!パチパチ
ホリグチさんの画像から連想して出題しました。P・フルアに間違いありません。1970年作です。
これもジウジアーロもどきですがさすがバランス取れてますね。でもベースとなった車は意外ですよ。
車名(と言うかオリジナルの車)はなんだと思われますか?皆さんよくご存知のアレです。

    くろだ   2007年3月26日(月) 7:27     
ヒントは、エンジン音がトラックみたい^^)かな。
D...C...の
ベース車のシャシーが結構ローなのがよかったでしょうかね。

    くろだ   2007年3月26日(月) 8:06   
業務連絡^^)>utidaさん、STYLE AUTOついに全巻そろいました〜。
「ItalianCarrozzeria総覧」の’63年創刊号は、入手に11年かかってしまった^^;)涙ちょちょぎれの内容です。

ヒートアップでご迷惑おかけしたお詫びにそこからレアーな写真を4枚ほどご紹介します^^)。ネットなんかじゃ見れないものばかりですよ〜。

@御大がササーっとSIMCA1000を見事に書き上げてしまう様子がよーくわかる自筆ラフいや「デッサン」(といってもカンペキですが)。
Aプロファイルに曲面情報を入れてみたりしているこれもジウジアーロ自筆ASA。
BとかCも写真の雰囲気がたまりません。これがリアルタイムだった時代の本なんですもんねぇ^^;)
ボネスキ、シオネーリ、いろんなカロッツェリアが元気で、いい味の幻のワンオフを生み出していたいい時代でした。

    utida   2007年3月26日(月) 9:18     
>STYLE AUTOついに全巻そろいました
え〜!!!
そんなこと今さら可能なのですか!
すごいなあ、いいなあ・・。
特に創刊号は自動車洋書専門古書屋でもあきらめてくれと言われてる代物ですよ・・すごすぎる。

>そこからレアーな写真を4枚ほど
ぐ、美のつぼを打ち抜かれるような画像ばかり。ほんと、車ばかりではなく時代の美すらも感じさせるような写真です。
レンダもすごい。スタイルオートは生レンダってあまり掲載無いじゃないですか。わけわからん書き直しイラストは多いのですが。

    yumetake   2007年3月26日(月) 9:37     
モンテヴェルディですが、去年栃木の自動車整備工場を見学する機会が
あり、初めて実車を目にしたので、その時の写真添付します。

とにかく大きな車で、すぐ近くにアストンラゴンダ、マセラティクワトロ
ポルテが並んでましたが全く負けてない迫力ありました。

モンテヴェルディは最初はフルアデザインでしたが、後のモデファイは
モンテヴェルディ自身がして、フィッソーレがボディ製作を担当した
そうです。
スーパーカーブームの時最高速ランキング(車運転したこともない小学生の
ガキには何キロ出るかが重要な問題でした。)でミウラの次くらいに
ランクされていた謎のスイス製スーパーカー、モンテヴェルディHaiは
なんとモンテヴェルディ本人のデザインらしいですが、結構好きです。
PILENの当時もののミニカーがまた、カッコいいです。


>くろださんSTYLE AUTOついに全巻
すごいですね。ウラヤマシー!わたしは2冊ほどのみ持ってますが
ラフなスケッチが沢山載っているのがいいですね。

    くろだ   2007年3月26日(月) 9:50     
おお、こりゃすごい情景ですね^^)。さすがフィールドワーク派のyumetakeさんだ。

モンテヴェルディも独特の金持ち感とそれゆえの大味な気品(?)があって面白いですよね。「絞り込まない前端」がデザインの特徴でしょうか。

ピレンのハイは私も買いました^^;)。なんか、いいですよね。

>全巻すごいですね。ウラヤマシー!

’63〜’77年の14年間で4500ページ以上・・^^;)
カロッツェリアデザインの内部情報も多くて面白いですよね。

>ほんと、車ばかりではなく時代の美すらも感じさせるような写真です。

これは、みんなで楽しむようにしなくてはと。
もちょっと出しときますね。ツボ攻撃!!^^)。
写真モノは全部クイズになりそう、しませんが^^)。

'63年。
人にはあまり知られていないけど、美しいクルマたちですね。

    大内 誠   2007年3月26日(月) 11:11    HP Mail  
Style auto誌はutidaさんに御紹介頂きました神戸のオートモビリアにて全巻揃います。

    utida   2007年3月26日(月) 11:42     
>ツボ攻撃!!
あ、そこ秘孔なん・・ひでぼぶっ!!

>Style auto誌・・全巻揃います。
16万円ですかあ・・確かにそれくらいの価値はありますね。
・・でも私は無理だ。
yumetakeさん、2冊しか持ってないとのことなのでお願いします!

    くろだ   2007年3月26日(月) 12:07     
>あ、そこ秘孔なん・・ひでぼぶっ!!

ふ・・・やはりツボだったか。

こんど37全巻を囲んで、ぺらぺらめくりながらお茶でもするのも、楽しそうですね^^)。


>utidaさんにご紹介頂きました神戸のオートモビリアで揃います

ん???これって
「第1巻は、あきらめてね」とよく言ってる「カーデザイン本にすごく詳しいナイスな女性」がいるArt and Automobile Booksのこと・・じゃないです?

それにしても高い!想定時価の表示でしょうか?
(でなければ実質、飾ってあるだけでしょう^^)。
1巻が29000円!? (私は50ユーロで・・^^)
16万なんて価格で買うのなら、イタリーオークションでそろえられます。

    DADA   2007年3月26日(月) 17:50     
くろださん>何でもよくご存知ですね。
正解はダッジチャレンジャー・フルアです。
オリジナルからは想像もできないでしょ。
トラックみたいな音もこちらで。動画があります。
http://www.pietro-frua.de/1970_dodge.htm

70年代映画『バニシングポイント(消滅点)』は単純なストーリーですが名作でした。
フルアはいろいろやっていたんですね。
驚いたことにマセラティ ボーラも独自に手がけていたようです。

    大内 誠   2007年3月26日(月) 20:05    HP Mail  
モンテベルデイは、70年代に高井戸にありました。高井戸にありましたフランスレストランのオーナーが持っておりました。確かサーモンピンクのような375/4でした。伊勢丹モータースの営業がわざわざスイスまで行って買ってきました。ドイカメラのオーナーが、フルアファンでフルアモデルのコレクションしていましたね。新宿で一度375Sを見かけた事がありました。因にスイスにはモンベルのミュージアムがあります。

添付しました写真はフルアの癖が出ている個所。リヤトランクのスポイラー形はミウラのそれにならっています。やはりミウラはプロの目にも目からうろこ的なデザインだったのでしょうね。ミウラ、ギブリいいとこ取りのような車ですね。ワンオフのようですね。ガレージに収まるフィルムはおもしろかったです。

モンベルのF1です。元々はOnyxで、アランジェンキンスデザインでDFVエンジン。

    utida   2007年3月27日(火) 10:47     
>Art and Automobile Booksのこと・・じゃないです?
そうです。

>イタリーオークションでそろえられます。
ebayですかね。探してみます!

また出張です・・もういや。
また・会う・日まで・会える時まで〜・・

    大内 誠   2007年3月29日(木) 20:11    HP Mail  
Coffee Brake2>見れるとよいのですが?。

http://partizan.com/partizan/commercials/?antoine_bardou_jacquet




 ミウラホイール>マルツァル>ガンディーニデザイン   くろだ   2007年3月10日(土) 22:56   
ミウラホイール>マルツァル>ガンディーニデザイン
の流れで、ひろがりそうなのでスレッド変えますね。

>車を絶対静止におちいらせる危険をはらんでいると思います。・・そうは考えているのですがマルツァルが静止しているとは言えないですしね(んーでもちょっと止まってるかな・・どうでしょう!?

ここはちょっと面白いとこですね。
ジウジアーロがガンディーニデザインを褒め称える時、しょっちゅう言ってたのが、
「ガンディーニのデザインが素晴らしいのは、静止した状態でも、走ってる時のような魅力を表現しているところだ。いつもあれには驚くよ」
でした。ガンディーニの場合、クルマをデザインするスタンスというか感覚として、
「静止と走行の区別があまりない(もともと一体化してる)」みたいですね。上記ジウジアーロのコメントはスーパーサンクのデザインについてのものでした。それよりさらに顕著なのはリアホイールアーチを斜めに切り上げた通称「ガンディーニカット」です。「回転・駆動体としてのホイールの機能の美を損ねている」という批判は、「ホイールと躯体の在りようは二元論的
であるべし」というコンベンショナルな思想によるものでしかなく、批判をうけた事実こそが「ガンディーニが切り開いた地平」の真新しさを物語っていますよね。
まあ、それもutidaさんのおっしゃるとおり、彼による素晴らしいひとつのトライアルなんですね。

マルツァルが表現する推進感は、ホイールの回転運動に頼ってはおらず、ガンディーニ流のスペースコンテンポラリーな感覚によってもたらされているのではないでしょうか。「長ヘキサゴンの構造の中心部をジェット気流が流れる」ようなスペースクラフト的な推進感です。
下図の新マルツァル(エスパーダ)のスケッチもそこにエッセンスを見ているようですね。

まあ、その長六角形モティーフが結局ホイール上では回転するわけですから、オカシイ(ちょっと滑稽)というutidaさんの論は、ホイールデザインの重要なポイントをツいていますよね。
そしてそこにこそ、実はガンディーニのミウラホイールの面白さがあるのです。(↓)

    くろだ   2007年3月11日(日) 10:42     
怪獣ブルトンのデザインとしての面白さは、「怪獣らしい機能」に無頓着なところ(怪獣としてはシュール^^)にあります。さて。

ホイールデザインが数ある中で、ミウラのホイールの何が印象を際立たせているのかというと、それはバランスや調和や機能美とは相反するもので、「回転体であるという機能的属性おかまいなしで、物体としての美しさを追求して彫刻している」ということでしょう。
機能美への配慮をあえて欠く、といいますか。
ポイントは、あの穴の過剰な立ち上がり方です。あそこが実にガンディーニです。
平面図で見れば、別にそれまでの普通のベルトーネホイール(カングーロに付いてたのはフィアット用のオプションで販売されたやつですよね>大内さん)とさほど変わらないように見えるのですが、どっこい立体で見るとガンディーニのミウラホイールは、迫ってくるモノが違う。

あるパラダイム上(デザインの場)に「穴状のもの」をデザインするとします。普通は穴を開けて、「ない」ことで表現します。しかし、ガンディーニは「虚空がそこに在る!」というアプローチで輪郭をもったパイプ状の虚空間をわざわざたちあげ、そこにぶつけてくるという特異なアプローチでいろいろな分野で私たちを驚かせてくれました。例を3つほど。

→ホイールアーチが、フェンダーの切り欠きではなく、固有の存在と主張するという発想が新鮮だったストラトス、ランナバウトのタイヤハウス形状。これはボディデザインでの例(写真2)。

→同じく、ガンディーニらしさ炸裂のミウラのインストゥルメンタルパネルも、メーターの円盤部を切り欠くという常識を逆転して「輪郭を持った穴」がパラダイムを超えて出現するという発想が強烈なデザイン。インテリアの例ですね(写真3)。これもインパネの不朽の名作ではないでしょうか。

そしてミウラホイールの中でも「そびえ立つ穴」。これが醸し出すベクトルは、回転方向でなく、むしろ車軸奥側に向かってジェット噴射しそうです(^^)。回転で空気抵抗受けそうだし、冷却効果としてどうなんだと。でも「そのあたりは、さておいて」というデザイン態度こそが

>あの、ブルトン文様!?言いえて妙ですね、ホイールの既成概念を軽々とぶち超えていますね。ホイールにあるまじきデザインはなんなのでしょうか。

、と言わせるガンディーニの魅力の根源だと思います。

最後に、彼の「うねる角柱(穴)」のナイススケッチも添えますね。

    大内 誠   2007年3月11日(日) 11:23    HP Mail  
くろださん>カングーロのホイールは、当初オーナーのK氏もあのフィアットのがあるから安心していたのですが、似て非なるもので、結局イギリスの方で前後作ったそうです。内装の部分も糸目を全部数えて、あの独特なステッチの入ったフロアマット、天井の素材、黒一色に見えたが、実際はグレーとの2色で、とにかく忠実にセオリーを守ったようです。ヘレボーレのステアリングだけが、何か若干太く感じて、いまだに納得のいかない個所のようです。個体をこの目で見たい所ですが、いまだにトリノにあるようですね。ジウジアーロ親子が嬉しそうにツーショットしている写真は見せて頂きました。

    くろだ   2007年3月11日(日) 12:49     
「機能とは関係なしに自由な造形を展開するガンディーニ節」をもうちょっとアップします。

あと、このインテリアがなくちゃミウラじゃない!というほど重要なインテリアを写真でも。



(>カングーロのホイール似て非なるもので前後作ったそうです。

デザインとしては同じものなのに・・!と思わずツッコミたくなりますが、まあレストアラーには野暮というものですね。^^;)

    大内 誠   2007年3月11日(日) 13:23    HP Mail  
くろださん>ミウラのステアリングは初期のこの型に限ります!。このステアリングがついたミウラを見た事が無かったので、ごく初期のプロトのものに限られるのかなと思っていましたが、6年位前に宇都宮のドリームオートでしたか、そこにありました黄色のミウラにはこのステアリングが!、、、。あれは何処にいってしまったろうか?。

くろださんもご存知だと思いますが、あのスピンナーの角とミウラのロゴは牛を具現化したものです。実に見事です。あ〜またミウラ、欲しくなってきた!。宝くじ買いに行かないと^^。kyosyoの18も今一つ何か違う気がして買っていません。

    yumetake   2007年3月11日(日) 23:41     
いやあ、くろださんにこれだけ語らせるミウラってやっぱりスゴイですね。

全盛期のガンディー二デザインの強さって特別なものがあります。
ガンディー二もデザインする時は円柱とか、直方体とか三角柱とか、
単純な形を頭の中で組み合わせてるんだと思うのですが(違うのかしら)
そういった立体物どうしのつながり方が相当ひねくれてるというか、
バウハウス的なものとは全然違いますね。
それが
「静止した状態でも、走ってる」印象を与えるのでしょうか?

ミウラはディティールにしても意図的なものが過剰に詰め込まれてます。
これはべルトーネで働き始めて、それまで頭の中でもやもやと、
いろいろ積み重ねていたものを一挙に吐き出した、という状況も
あると思います。

>大内さん 
kyosyoの18は駄目なのですか?
皆さんのベストミウラモデルはどれでしょうか。

    くろだ   2007年3月12日(月) 0:40     
>くろださんにこれだけ語らせるミウラって

あ、いつのまにか「誰がミウラを輝かせたのか」の第三章(1年ぶり^^)になってしまいましたね。 まあ素材として面白いんですよねミウラって。ミウラというクルマより、ミウラの中のガンディーニが、すごいなと。

>そういった立体物どうしのつながり方が相当ひねくれてるというか、

そうですね、その大胆さが、ガンディーニ固有の強さをもたらしている気がします。

>スピンナーの角とミウラのロゴは牛を具現化したものです

以前大内さんはこのロゴもジウジアーロ作のはずだとおしゃってましたが(^^;)、ガンディーニによる考案段階からの自筆スケッチ(写真1)が元ベルトーネ勤務の内部デザイナー(ピエロ・ストゥロッパ)から流出されてますので、出しときますね。

私のベストモデルはやはり長谷川ですね(写真2オレンジと3青)。
ミウラってちょっとラインが狂うと見てすぐわかる繊細なカーブをもってますのでモデル化が難しい。あとはぐっと差があって・・2位ナガノ(イオタ)3位クワトロモデルでしょうか(全部組み立てキットですね^^;)


さて。
そんなことより!今日のスクープ。
画像が保存できなかったので写真に撮りましたが、この図面のクルマ(写真4)。
これは何だと思います〜?みなさん。
(クルマのメーカーと図面の作者のセットで推理してください)

    大内 誠   2007年3月12日(月) 11:17    HP Mail  
くろださん>ベストミウラは長谷川でしたか!。ミウラは本当にエレガントな車で、日本ではイオタ仕様が多すぎて、目が毒されていますが、オリジナルのエレガントさを発見した時は本当に驚きでした。そういう意味もありまして、キョウショウのは何となくそのエレガントな感じが出ていないかな〜と。より理想に近い、Sを出してくれたのは嬉しいのですが、、、。ところで睫毛が好きさんはどうしてしまったのでしょうか?。レストアなったのでしょうか?。

ミウラロゴのテキストをありがとうございました。初めて見ました。

このミステリアスなガンデイーニデザインは時代は何時頃なのでしょうか?。最近発表されましたニューリボルタ?でしょうか???。

    くろだ   2007年3月12日(月) 13:28     
>ミステリアスな・・・時代は何時頃なのでしょうか?・・最近発表ニューリボルタ?

んーーまだまだぁ^^)。 
かなり古い図面です。ナイスプロポーションですね。
(時期は何年代か。どのメーカーにみえるか。作者は?の三点を図面のテイストから推理してみまする・・・と・・!)

*クイズはともかく、このデザインへの感想は・・・。

    大内 誠   2007年3月12日(月) 17:28    HP Mail  
イソグリフォに影響を与えたと言う事はかなりふるいですね。ガンさんがまだどこにも属していない頃ですよね。2+2のようで、なんだろうか。、ホイールベースが2280???ツーリング系?。アストン???降参です^^。

    utida   2007年3月13日(火) 2:31     
キーマンなんでしょうか!?このピエロという人!?だれか捕まえてミウラはだれのデザインか聞いてきてください!

すみません、いろいろ書きたいですが出張でしばらく書き込み出来ません〜。。

    くろだ   2007年3月13日(火) 20:41     
>2+2のようで、なんだろうか。ホイールベースが2280???ツーリング系?。

ホイールベースは2480、となってますね・・

「あ、このクルマこそミウラ」・・・という見方もあるのでは・・みなさんの第一印象は、いかがでしょうか?

    yumetake   2007年3月14日(水) 8:38     
雑誌NAVIに問題の「思えばあれはミウラだったのでは」
スケッチbyジウジアーロが載った時、当時はヌッチオから何処の
メーカーの車か知らされておらず、本人はイソだと思っていた、という
話がありましたが・・・。

これがガンディー二が書き起こした最初のころの図面ということですか?

気になります。教えてクダサイ!
気になって気になって夜も寝れずにいる夢をみました。(←?)

    くろだ   2007年3月14日(水) 13:03     
utidaさんが戻られるまで、ひっぱってのいいですか^^)?

そもそもミウラのデザインを輝かせてるものは、何なのでしょうね。

そういう観点から、このナゾの図面をパっと見て、皆さんは何を思うか、たいして何も思わないか。

ミウラを愛する皆さんの印象をぜひオシエテクダサイ^^)。

    十字野郎   2007年3月14日(水) 15:01     
>くろださま
件の側面図のクルマですが、1900でしたっけ
ヴィッザリーニの小さい方では?

    大内 誠   2007年3月14日(水) 18:33    HP Mail  
十字野郎さん>これでしょうか?。オペル1900のミニビッザリーニ。しかしこの時はもうジウジアーロのビッザリーニは出来ていますしね。何でしょうか???。

    DADA   2007年3月14日(水) 18:50   
十字野郎さん>Bizzarrini Europe1700/1900のサイドエレベーションがありましたのでアップしますね。
どうでしょう。フロントオーバーハングが短く、逆にリヤが長いですが、エンジンをミッドに搭載しようとするとスケッチに似たようなフォルムになるのではないでしょうか。

    大内 誠   2007年3月14日(水) 19:01    HP Mail
DADAさん>似ている事は似ていますが、、、。基本的にもう少し前なのかな?。ビッザリーニ系でしょうか?。図面のシフトの立ち方と短さはアメリカ系のエンジン+ミッション、つまりビッザリーニだとシボレー系=GM???。コルベット?。ミッチェルデザイン???。

    くろだ   2007年3月14日(水) 21:11   
>シボレー系=GM???。コルベット?。ミッチェルデザイン???。

GM系は、ちょっと違いますが(このGT70とも関係ありません^^)
、ISO(ビッザリーニ)想定という推測は、さすがです!>みなさん

この図面のデザインは、もし実車になったらもっとかっこいいのでは?

写真2:上方に開くドアのパターンもちらっと検討されたようです!フロントはこんな感じです!

    大内 誠   2007年3月14日(水) 21:49    HP Mail  
くろださん>P538でしょうか?。

    くろだ   2007年3月15日(木) 2:23     
図面のデザインへの感想などは全然でてこないですね・・・^^;)。
(感情移入度、インパクトがいまひとつなのでしょうか?) さて。

「ミウラのデザインの独特の美しさって、いったい何からくるのでしょうか?」と皆さんしばしば問うてらっしゃいますよね。

ズバリ。このナゾ図面のクルマのデザインに、「ミウラの素晴らしさ、美しさの本質」は、まだ・・・ないでしょうか?ミウラの持つ美とは別モノでしょうか?それともこれは、ミウラのエッセンスを持っているでしょうか?
人によっていろんな見方があると思いますので、あえてうかがいたいのです。
フロントとサイドの図面がそろったところで、じっくりご覧になって、ミウラを愛する皆さん、ミウラスタイリングに一家言おありの方々の、そこの印象をこそ ぜひオシエテクダサイマセ^^)。

    DADA   2007年3月15日(木) 20:43     
芸術は爆発だ!と言ったのは岡本太郎ですが、ミウラを創り上げたガンさんの魂こそエネルギーの爆発ではなかったのかと思います。
考えても見てください。20代で突然チーフデザイナーとして雇われたたのはいいけれど誰も知ってる人はいない。スタッフは天才的な前任者を尊敬してるし、ボスはおっかないし、クライアントの農機具メーカーの社長ときたらイタリア一番の短気なおやじだし、マジで『わが社の命運は君にかかってる。』なんていわれちゃうし。
だいたいいくら流行だといっても12発を横置きでミッドに載せちゃうなんて誰かやったことあんのかよー。しかもボスはほかにもジャガーとポルシェもやれとかいってるし、いつ寝る時間があるっていうんだ・・・
仲間由紀江じゃないけれど『とんでもないところに就職してしまったモー(牛)』
こうなりゃ『やるっきゃない!ドカーン!!』

話変わりますが少し前のたしか『カーマガジン』でガンさんにインタビューした記事が面白かった。
ストラトスゼロの誕生のことでお伺いしたいんですがという最初の質問にガンさん開口一番
『そんな昔のこと覚えてるわけないだろ!』

マルチェロは稀有なアーティストであり、イタリア人です。
話がそれてすみません。



    大内 誠   2007年3月15日(木) 21:50    HP Mail
どうもutidaさんが戻るまでは答えが出ないようですね。しかし罪作りな車です。偶然こんなサイトを見つけました。254項にミウラ論争が出てきます。御参考までに。http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/car/1168710679/l50

    くろだ   2007年3月15日(木) 22:51     
>仲間由紀江じゃないけれど『とんでもないところに就職してしまったモー(牛)』

なるほど(笑)ウケてしまいました。

>『そんな昔のこと覚えてるわけないだろ!』

これも、面白い!!
クリエイターって昔のことどうでもいいって人多いですものね。


>大内さん

実車に結実した図面ではないので、クイズの正解というほどのものは無いのです。
それより!このナゾ図面のクルマのデザイン、ちょっとミウラに似てませんでしょうか?「ミウラの素晴らしさ」は、どの程度見てとれるでしょうか?ミウラの持つ美とはやはり別モノでしょうか?
それともこれは、「ミウラデザインをしっかり持っている」でしょうか?

フロントとサイドの図面をじっくりご覧になられれば、スタイルはイメージできるでしょう。

人によっていろんな見方があると思いますが、大内さんの印象は、ズバリいかがですか?

    大内 誠   2007年3月15日(木) 23:54    HP Mail  
くろださん>何と申しましょうか?とはふる〜い野球の解説者のお得意なやつですが。何年頃の図面なのでしょうか?。2+2でないのであれば、リヤのホイールと運転席の合間に横置きエンジンは入りそうですが、それを考えての空間とは思えないし、やはり2+2の空間と考えた方が自然でしょうね。確かにフォルムはミウラを想像させますが、しかしあまりに稚拙な図面で、何とでも見えてしまいます。何が一番近いかと言えば、やはりグリフォでしょうか?。そこでやはりこの図面の年号が知りたい訳です。どうでしょうか?。

    くろだ   2007年3月16日(金) 0:08     
年号は1964年。ミッドシップカーとして描かれたデザインです。

>しかしあまりに稚拙な図面で、何とでも見えてしまいます。何が一番近いかと言えば、やはりグリフォでしょうか?

たしかにグリフォに似てますよね。
「ミウラデザインの本質がしっかり現れている」、かどうか、という視点ではいかがでしょうか?

    大内 誠   2007年3月16日(金) 0:54    HP Mail  
くろださん>この図面のままでミドシップだとしますと横置きしか考えられないですね。縦置きならばキャビンがもう少し前進していないと。ヴァレルンガとかマートラに近いプロポーションになるでしょうか?。64年をもう少しおさらいしないといけませんね。またレス致します。

    くろだ   2007年3月16日(金) 8:18   
>ヴァレルンガとかマートラに近いプロポーションになるでしょうか?
>確かにフォルムはミウラを想像させますが、しかしあまりに稚拙な図面で、何とでも見えてしまいます

やはり「ミウラデザインの本質はこの図面に、既にかなり出現している」、
とは言い難いということになるでしょうか?>大内さん

ちなみにガルウィング検討の図^^)はこんなデザインです。

    DADA   2007年3月16日(金) 18:43     
全然違いますが・・・

    utida   2007年3月16日(金) 20:00     
出張より帰りました。
えらいことになってますね・・読みきれない〜

私もこれはテスチュードだと思いますねえ。
特にフロント図ですが、上に開く円盤UFOのような丸いカウル、Cピラー内のサイドスリット、大きな凹曲面のボンネット。
つまりテスチュードとグリフォとGT40あたりをベンチマークにしたものと思います。ジウジアーロですよね。

驚くのはエンジンの図から横置きミッドシップだということです。
ミウラなのか。

しかし私にはなんともミウラに見えません。
ミウラだ!というご意見が無いところをみるとみなさんもそう感じているのでしょう。

テスチュードにはミウラの特徴的ディティールが既にあります。
寝たライト、Cピラーのエアインテーク、フロントをつらぬく真一文字のメッキバンパー等。しかしテスチュードはミウラに見えません。

そしてこの謎のレンダもその特徴を全部持っています。
しかしやはりミウラに見えない。

ディティールはミウラなのにミウラには見えないということは何なのか。
また逆にこのレンダがミウラのディティールとパッケージを持っているということは何を意味するのか。

私はくろださんがよく言われるところの”ミウラを輝かせているものは何か”ということについてぽつぽつ考えているのですが、判然としていません。
しかし上記のようにディティールではないかもしれないと思ってはいます。
何かミウラのオーラの正体をあばく大統一理論を探しているのですが・・


    DADA   2007年3月16日(金) 20:30     
皆さんおわかりでしょうが先ほどのテスチュードは画像をいじってあります。ドアを含むサイドウインドーがよく似ていたためのジョークです。
私もフロント部は亀さんによく似ていると感じました。
誤解を与えると申し訳ないので念のため。

    大内 誠   2007年3月16日(金) 22:51    HP Mail  
DADAさん>テスチュードはリヤエンジンのコルベアがベースですので、ミッドになりますとこんな感じになるのでしょうね。

このミステリアスな図面が1964年としまして、前開きガルウイング、そしてミッドシップと大変進んだメカですが、スタイル的には1962年にすでにGMはこのコーベアモンザをつくっております。因にこの車のリヤはすでにアルマジロになっており、その点でもミウラのアルマジロより先んじています。それと後方のサイドウインドウの切り方がギブリのどれと同じで、この車は色々な意味で、イタリアカロッチェリアよりこの時代では進んでいた事を意味付けしております。そしてこの後にテスチュードが出ていますから、ジウジアーロでさえもこの頃はGMデザインに引っ張られていたわけです。これは 「わ」にも少し触れた所ですが。

    くろだ   2007年3月17日(土) 3:10     
皆さんそろって「ミウラには見えない。」もしくは「ISOやテステュードのほうがまだ近い。」というご意見ですね。

やはりこの図面の中に「ミウラをミウラたらしめた輝きが見える」
とおっしゃる方はいらっしゃらないですね^^) >皆様

(線画上のフォルムは、かなり近いのに、↓ミウラを感じない。。。)

明日、詳細を発表します。

    utida   2007年3月17日(土) 3:26     
私も今しこしことミウラとこの謎図を重ねる作業していました。
結果、かなり近いどころかほぼまったく重なることが判りました。

これは予想外でした。ディティールが似ているどころかフォルムも同一ではないか・・。

それじゃあこれはミウラではないですか。

なのになぜみなさんミウラを感じないのか!?
私もいくつかの仮説をいじってみてはいますが・・

くろださんその答えは明日って日曜!?





 ふと、ホイールデザイン考える   くろだ   2007年3月5日(月) 14:11   
ホイールのグッドデザインにもいろいろありますが。
ミウラ(とモントリオール・プロト)のホイールはそれ自体がアーティスティックというか、特殊なオーラを放っております。
普通だとジウジアーロのカングーロのホイールのようにまとめるところを、造形のアプローチが他とまるで違って過剰に彫塑的というか、機能を超えてちょっとシュールな感じさえします。
ガンディーニ節が炸裂しておりますな。
いや、ホントかっこいい。
シュールレアリズム画家、成田亨の「ブルトン」をちょっと思い出すんです^^;) <写真3枚目>
気のせいか?まあ気のせいでしょうが(笑)デザインされたのは、どちらも1965年ですぜ!(いでよ、円谷世代^^)

4枚目はその名のもとになったシュールレアリスムの巨匠ブルトンの作品です。

    大内 誠   2007年3月5日(月) 14:31    HP Mail  
なるほど!。しかしこのミウラのホイールを越えたものはいまだにないですね。ホイールデザインは車にとってはすごく大切ですね。この時代の車は、ホイールが変ってしまうと存在感さえなくなってしまう!。すこし良いホイールを探してアップして行きます。

    yumetake   2007年3月5日(月) 23:39     
ガンディー二やジウジアーロが果敢にウエッジシェイプに挑戦していた
頃って、ホイールも変わったデザインのものが沢山ありましたね。


画像は説明の必要なし?世界初のアルミホイールである
ブガッティタイプ35のホイール。
2枚目はバンダイ1/16ロールスロイスの説明書。なんと自分で
ワイヤーを編んで作るのです!!


>成田亨
成田亨と言えばポインター!特撮の車では一番好きです。
オリジナリティあると思います。

    大内 誠   2007年3月6日(火) 1:37    HP Mail  
自分の記憶では初代波島進氏の七色仮面の色々な仕掛けが、あの当時としましてはすごくリアリテイがあったのを思い出します。映画「七人のおたく」でも七色仮面が取り上げられました由縁なのでしょうか?。S.キューブリックの「2001年宇宙の旅」も思い出しますが、時代はもう2007年!。いまだにあれは実現しないですね。ウインナーワルツにそって宇宙船が廻る不思議な空間でした。映画のポスターも秀逸でしたね。いずれにしても手描きのイラストパワーを感じます。やはり良いものはマウスからでなく肉筆からではないのでしょうか?。

yumetakeさん>エットーレは進んでいましたね。あの時代にこのホイールですよ。ワイヤーホイール業者はあせったでしょうね。
ポケールのモデルもワイヤーを編んで行くものだと思いました。バンダイもこの頃は意欲的でしたね。

    DADA   2007年3月6日(火) 18:40     
大内さん>ミウラのホイールを越えたものはいまだにない
yumetakeさん>ジウジアーロが果敢にウエッジシェイプに挑戦していた
頃のホイール

BOOMERANGのホイールはミウラのホイールのジウジアーロ的解釈でしょうか。曲線を出来る限り排除しながらまだ冷却機能を意識していた頃でまだ深さ(立体感)があります。やがて空気抵抗を減らすフラットな方向に行く過程であのスカッキエーラが生まれていったんですね。

    くろだ   2007年3月6日(火) 20:05     
>ブガッティタイプ35のホイール

不朽の名作ですよね。
ランチアベータのホイールはデザイナー自身が、「タイプ35のホイールのデザインのオマージュである」と名言しておりました。潔くパクっただけあって、いいデザインで何年見てても飽きません^^;)。

>BOOMERANGのホイールはミウラのホイールのジウジアーロ的解釈でしょうか。

たしかに。ガンディーニがミウラとウニベルサルのエグめのホイールデザインで皆を驚かせた「湾曲した円筒・角筒が違和感さえ感じさせながら立体的に存在する」感じは、かなりジウジアーロにも影響を与えているように見えますね。ただ、ブーメランにはマッチしてない気もします。
当時のひとつのトレンドセットであったとも言えるでしょう。

ガンディーニがカンパニョロに発注用に描いた「ミウラのホイールのスケッチ画」がまた荒っぽくて良いんですが、今ちょっと見当たりません。どなたかお持ちじゃないでしょうか?
異様な個性を放つセンタースピンドルのデザインは、MIURAの象形っぽいロゴエンブレムと揃えてガンディーニによりデザインされたものだとわかって「ナルホド!」と思ったんですけどね。なんの雑誌だったかなあ。

    十字野郎   2007年3月7日(水) 14:15     
私もミウラホイールを越えるものはない、と常々思っておりました。
以前ヤフオクに出たときは使い道もないのに思わず入札しそうになりました。

実は私マグネシウム鋳造業に従事していたことがありまして、
大好きだったミウラを含むカンパニョーロ・ホイール、すべてに通ずるディテールの「柔らかさ」が
砂型鋳造における木型の「抜け勾配」と「隅アール」に由来するもの
ということを発見(!)誰かにしゃべりたくてウズウズしていたことがあります。
在職中訪れなかったそのチャンスが今!という所です。
プロの目で当時のカンパ・ホイールを見直してみると結構酷い製品が多いのですが
おおらかな時代だったということでしょう。

また、カンパ・ホイールのゴールドは塗装ではありません。マグネシウムの表面処理の色です。
酸化処理の色なのですが薬品の調合具合や気温、マグネシウムの種類で変化します。
同じ色調にするのに苦労した思い出があります。

    大内 誠   2007年3月7日(水) 18:22    HP Mail  
十字野郎さん>お久しぶりです。本当にカンパのホイールは絵になります。ミウラとか一連のアバルトパターンはほんと、ほれぼれですよね。かつて極東が入れていました頃のカンパにも良いものがあったのですが、最近ではほとんどが入手困難!。

カンパは例え酷いとは言え、あの彫刻的な暖かさが今のものにはないですね。あの一点、一点手作りのような粗さがたまりません。しかしあそこにブレーキ粉がこびりついて掃除が大変なのは確かです。歯ブラシが必需でした。怪我もします。

あのゴールドはそうだったのですか!。どうりで色々な金色があるものだと。勉強になりました。確かに色合わせは大変だったでしょうね。

    くろだ   2007年3月7日(水) 20:25     
>十字野郎さん
>砂型鋳造における木型の「抜け勾配」と「隅アール」に由来するもの

おお、そそられるワードですね!詳しくうかがいたいです。写真1はまさにそのカンパニョロの砂型鋳造枠作業中の図です。^^)じつにアルチザーン!ですよね。

写真2はクロモドラのディーノクーペホイールの剛性レイアウト図。このホイールも美しい。デザインの殿堂・コンパッソ ド’−ロに輝いた傑作です。他の4つもなかなかいいですね。

そして3つめは、ありました!カンパのアロイたち。アルド・セッサーノがホイールデザインを論じてる特集がありまして、そのなかでもやはりマルツァル(ミウラ)系のガンディーニデザインに見られる「特異なデザイン・メンタリティと新トレンド」を指摘していて面白いです。(詳しくは・・またいつか^^;)

あとは、Bertoneイソ・レーレ・プロトのホイールもすごく面白いと思っているのですが、いい写真が無い・・。

    大内 誠   2007年3月7日(水) 21:03    HP Mail  
ホイールのお話の中をちょっと失礼いたします。かつてこのサイトで2台のモデユーロを見せてくれました友人のモデラーさんから素晴らしいカングーロの贈り物です。24の大きさで、これから5月のホビーショーへ向けてフィニッシュへ入るようです。63年のカーグラで宮川さんから最初に送られたきました驚異のカングーロの解説の中では、彼はファイバーだと書いてあり、我々読者はずーとそれを信じてきた訳ですが、何とアルミだったのです。それに触発されての挑戦であったようです。

    yumetake   2007年3月8日(木) 8:42   
>ディーノクーペホイール
コンパッソ ド’−ロ受賞してたのですね。

↓歴代コンパッソ ド’−ロ受賞作がわかるサイト。
http://www.dolcevita.com/design/museum/1967.htm

確かに、67年にあります。ちなみに車として受賞したものと
して、アバルト1000ザガートがありました。(画像)

>タイプ35のホイールのデザインのオマージュ
なんと!見てみると確かにそうです。面白い。
ホイールだけに注目しても結構発見ありますね。


大内さん紹介のカングーロ、いいですね。1/24メタルキットでしょうか?こういう車こそ1/18ミニカーで出てくれておかしくないと思います。(←力説)

    大内 誠   2007年3月8日(木) 9:01    HP Mail  
yumetakeさん>アバルトのプロファイルいいですね。筆跡が見えていて、パワーを感じます。最近はMacばかりで、このような筆跡が出にくく、きれいなんだけれど、絵にパワーがない!。因にこのホイールはGILCO製です。あれからGILCOの本はもう一冊、名古屋の高原書店にあり、それを知人にお譲りしました。(因に女性エンスー!)

このカングーロは、以前にハンドルネーム、ベンさんでモデユーロを出していらした斉藤さんのハンドメイドなんです。5月のホビーショーで見れると思います。他に追加で写真がきていますのでアップします。

コンパソドーロのサイトをありがとうございました。歴代の名品がいっぱい出ていましたね。

    utida   2007年3月8日(木) 9:51     
ホイールも奥が深いですね・・。

ミウラホイールは今となっては私もかっこいいと思いますが、スーパーカーブームの当時、
ミウラを三浦自動車製と思っていた私(半マジ)は、あのセンターの三爪が敵のタイヤを突き刺してパンクさせる武器だと思い、なんて卑劣な車だ、とか思っていました(半マジ)・・。
しかしあの、ブルトン文様!?言いえて妙ですね、のホイールにあるまじきデザインはなんなのでしょうか。ホイールの既成概念を軽々とぶち超えていますね。

ホイールは重要ですよね。
車が逃れることの出来ない宿命のような部品ですからね。
しかしホイールのデザインはスタイリングの影にかくれて結構不遇な境遇にみまわれていると思います。
なにしろ一生懸命デザイナーがデザインしても、あっというまにオーナーに交換されてしまうんですから。
ノーマルホイールなんてダサダサ。はずかしくて一刻も早く脱ぎ捨てたい!・・こんなどうしようもない立場の部品というのも珍しいです。
デザイナーのモチベーションも下がるというものです。
私も日頃ホイールのデザインはいまいち注視しないので改めようと思いますが、あまりになんでもあり(?)のその自由さが軽視をもたらしているのでしょうか。

そんな中、最近いいと思った純正ホイールはキューブです。
どれも固体でもすばらしく、キューブにはかせればなおよいと思います。

あと例のジリアートアエローザのホイールはかっこよかったです。
まさに名の通り、アエローザ、風がホイールをふきぬけてたわむれる如きデザインでした。
ジリアートからホイール単体で発売すると当時担当の方がおしゃっていましたが実際に売ったのでしょうか?

最初のメジャーなマグネシウム・ホイールはロータス12と思いますが、あれも機能がカタチになったグッド工業デザインだと思います(が私的にはあんまり好きではない)。

衝撃的だったのはくまさんホイール。
この画像は女の子のブログから拝借してきたものですが、
ブログ主は、かわいいっ欲しい、とのたまっておりました。
だから私は婦女子に車をデザインさせたり開発に関わらせたりするのはいやなんですうっ!

・・ホイールはやっぱりワイヤーが好きですね〜・・ボラーニなんて憧れだなあ。あのカルト教団みたいな真光手かざしマークがまたぐっときます。

    くろだ   2007年3月8日(木) 11:36     
>キューブのホイール、
たしかにいいですよね。キューブのホイール(井の字のやつ!)がいいなと私が思う理由は、
マルツァル(ミウラ)ホイールがいいなと思うのと「同じ理由」です。

ガンディーニは、マルツァル(ミウラ)系のホイールにおいて、
「そのクルマのデザイン全体と、ホイールデザインの関係性」に一石を投じる、いかにも彼らしい挑戦をはじめたのでした。
つまり、

「デザイナーが緻密に練り上げた『そのクルマ独自のモティーフ』をホイール上にも『明快に』反復・展開する」という試みです。

マルツァルのホイールは、マルツァルのホイールでしか、あり得ない(下図)。
キューブの井の字ホイールも、キューブのホイールでしか、あり得ない。
これは、意味深いことです。

モチーフ反復がくどい、下品とよく保守的な評論家にはタタかれてたガンディーニですが、
私はモティーフを見事に消化したマルツァルのホイール、今見ると素晴らしいと思いますね。

utidaさんの言及なさった
>オーナーに交換されてしまうんですから。
>デザイナーのモチベーションも下がるというものです。

に、デザイナーとして真っ向から対抗した特筆すべき例として、セッサーノもマルツァルのホイールデザインをとりあげていました。

ついでに写真2はジウジアーロのホイール集。

    大内 誠   2007年3月8日(木) 18:57    HP Mail  
utidaさん>ほんとうにクマさんホイールは勘弁して欲しいですね。B210サニーの頃、広報誌にこのステアリングは私がデザインしましたと言う女性のインタビューが載っていましたが、「あんた!ナルデイのステアリングを見た事があるの!」って言ってやりたいくらいカッコ悪かったですね。分からない婦女子には本当に触って欲しくない部分ですが、最近は車は女の子の乗り物のようで、結構変な機構がはびこっています。

くろださん>ジウジアーロのホイールデザインは素晴しいものばかりですね。カングーロのホイールも彫りの深い素晴しいものです。ボーラのホイールは、スーパーカーの中では、センターにキャップのあるもので、メラクの方が魅力的に思えました。べんさんもこれから24のホイール作りでしょうか?。

    十字野郎   2007年3月9日(金) 16:23     
くろださま
ミウラホイール→怪獣ブルトンとはまさに天晴な連想。言い得て妙と思いました。
アルファ用のデルタ・ホイールもその雰囲気がありますね。

「抜け勾配」と「隅アール」についてだけなのかもしれませんが
「砂型鋳造について聞きたい」と拡大解釈してご説明致します。

平面を持つ2つの砂の塊、その平面に任意の物体の片側を押し付け、
もう一方に物体の反対側を押し付け、平面を合わせできた空洞に溶けた金属を流し込み、放置。
冷えて凝固した頃その砂の塊を壊し任意の物体のコピーを得る。
これが砂型鋳造です。実際には
定盤の上に物体の「半身」を置き、枠で囲い、その枠を砂で満たす
という行程になります。
また「溶けた金属」(湯=ゆ、あるいは溶湯=ようとうといいます)
を流し込みやすくするため定盤上に、物体に接触する形で湯道(=堰、ランナー)を置きます。
(上記「枠」とはカンパ工場写真に写っているやつで、品物の寸法によっては重ねて使ったりもします)
枠に砂を詰め終わったらひっくり返して定盤と物体(の半身)を外すのですが
この物体に(定盤に対して)垂直面があると砂からきれいに抜くことができず(砂の表面が荒れ)
正しい品物が得られないため、たとえ図面上は垂直であってもある程度の傾斜をつける、これが「抜け勾配」です。
また、物体の凹部の最深部がシャープエッジの場合、砂側は凸。非常に崩れやすくなるので、これを防ぎ
型離れを良くするためにもつけるのが「隅アール」です。
実際には、例えばホイール意匠面にリブが立っている場合
切削加工ホイールならそのリブ断面は完全垂直&平面にできるのですが
鋳造ホイールの場合は
シャープエッジの無い「ゆるやかな台形」にならざるを得ないのです。
これがカンパ・ホイールの柔らかい美しさの源(のひとつ)である、と言いたかったのでした。
長くなりましたがご理解頂けたでしょうか。

    くろだ   2007年3月9日(金) 23:32     
>カンパ・ホイールの柔らかい美しさの源(のひとつ)である、と言いたかったのでした。長くなりましたがご理解頂けたでしょうか。

十字野郎さん、詳しい解説ありがとうございました。
模型でロストワックス製法のことを知っていたり、
「アリイのキットは湯まわりのわるいところが・・」なんていう知識は
ありましたので、そこそこ理解できました。^^)
面取りされたゆるやかな台形は、何かを感じさせるのが不思議ですね。

>ミウラホイール→怪獣ブルトンとはまさに天晴な連想。言い得て妙と思いました。

ありがとうございます。utidaさんにもウケたようですが、ブルトンの話は、もちろん半分冗談ながら、一面では真面目な考察でもあるのです。「隆起する虚空」「起ち現れる穴」というシュールな発想と、ガンディーニのデザインについて、発見したことをこの次、書いてみますね。

    utida   2007年3月10日(土) 3:17     
>そのクルマ独自のモティーフ』をホイール上にも『明快に』反復・展開する
それですね。マーチもそうですし、ジウジアーロのスカッキエーラもそうでしょう。
しかし逆にそれが可能となるには車体のモチーフになんらかの幾何学的デザインテーマがなければならないということですよね。
よってこれを実現する車のデザイン主張は強いでしょうね。

・・そしてそのテーマを彷彿とさせる文様が車輪内に配され回転する、というのはちょっと滑稽にも、実は感じます。
試論ですが、車輪というのは車体とは違う次元に居るべきものと考えています。運ぶものと運ばれるものはお互いに別次元にいて、初めてそこに温度差による対流が生じ車が動き出すと考えています。

ホイールへの同一デザイン展開はその対流を鈍らせ、車を絶対静止におちいらせる危険をはらんでいると思います。
しかしそういった例を示すことは瞬間出来ませんが・・そうは考えているのですがマルツァルが静止しているとは言えないですしね(んーでもちょっと止まってるかな・・どうでしょう!?しかしガンディーニのこの”実験”はものすごくすばらしいと思います。この実験なくして車のデザイン進歩はありえなかったでしょう。)
あくまで試論ですが。

>最近は車は女の子の乗り物のようで、結構変な機構がはびこっています。
なんか変な機構、あります?
最近は彼氏が助手席ですよ。あと子供を幼稚園に送った後パートに行く大忙しのママさんとか(会社の前に幼稚園がありまして、ママさんたちで渋滞します)。
女性が家を出て狩をする時代、女性の脳はおそらく男と同等の方向感覚を発達させつつあるでしょう。
車も彼女達へ媚びるものへと進化するのでしょうかね。しかも男がそれ作ってんだから・・。
そうやって男は女に媚びて物を作って買って、世界が女性によって動き出します。贈与によって女性が社会を活発化させているのです。
もはや車もその贈与物のひとつに成り下がった(上がった?)わけですね。

>シャープエッジの無い「ゆるやかな台形」にならざるを得ないのです。
>これがカンパ・ホイールの柔らかい美しさの源(のひとつ)である
隅Rは強度上も有利だし、確かにあたたかい感じがしますね。
それと砂を使っているとのことなので、バラつきが大きそうですがどのくらい公差あるのですか?+1くらいでしょうか?
おおらかな感じがするのはRラインの起伏ばらつきも要因と感じます。

    大内 誠   2007年3月11日(日) 0:46    HP Mail  
男が考える女性の車>スバルのR2にはこんな仕掛けがあります。題して「うるるんパック」それは車の空間がお肌に厳しいと言う事で、エアコンのダクトから何とビタミンCが出ると言うもの。空気清浄機能のついたフィルターにビタミンCを含ませて、そこをきれいでさわやかな空気が通ると言うもの。もう一つはタンパク質.セリシンをシート繊維にコーテイングしたアミノ酸シート。ざっとこんな感じですが、これが受けていると書いてあります。以前に東名を走っていた時に、追い越し車線が変に渋滞しており、脇を抜いてその先頭の車両を見ますと、何と女性が運転しながら、バックミラーで口紅を塗っていた!。追い越しざまに怒りをあらわすと、それにも脇目をふらずに、、、。ダメだこりゃ!。昔からありますよね。ブルーバードのファンシイデラックス!。

    utida   2007年3月11日(日) 1:40     
>うるるんパック
それ欲しいかも!なんちて。
いやあ真面目にそれすごいですよ。特許取れますよ。それ標準って言われたらそっち買いますよ。それは私評価します!
でもアミノ酸シート、これは効用が不明ですねえ・・素足の触れる部分にやさしいのでしょうかね。

・・ううむこれはここら辺にビジネスチャンスがありそうですぞ!
思いっきり女性に受ける車や装備を考えるんです。
どうも身体に関係があるものが受けるとみました。
紫外線カットガラスなんかもそんなかんじでしょう。
以下考えました。

★ダイエットシートベルト・・常に小刻みに微振動しており腹部の脂肪を取る。
★ロデオシート・・シートが振動してダイエット(ちょっと危険)
★曲率付ウィンドガラス・・縦方向にわずかに伸びるように見え、顔が面長に見える。または中心によらして小顔に!

もう限界・・

    十字野郎   2007年3月13日(火) 19:44     
2つ前だったかアルトに、スカート着用でもエレガントに降りられる
回転(=スウィング)シートがありました。
高齢者向けとしても良いものだったと思います。
なくなってしまったのはコストはもちろんなのでしょうが
クラッシュ・セイフティもあるのでしょう。
>utidaさま
そう、砂型鋳造とは実は全くの手造り、誤差という点では相当いい加減なものです。
とても公差などといえるものではありません。
何より砂から型を外す際、枠内の砂ごと振動をかけ(≒木槌で叩く!)
「緩めて」抜くくらいです。
それゆえ正確さを要求される部分には「駄肉」(=削りしろ)を付け
鋳造後機械加工するのが普通です。加工の際、ホイールに関していうなら
意匠面の中心とリム外周の加工中心がズレたりすることもあります。
ちなみにカンパ・ホイールはリム外周未加工(!抜きっぱなし)ですね。


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