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愛してると言われるよりも




おお、なかなかいいのが出来た、と思ってクルクルまわして見ていたのだが…、
よく見ると何年か前に作ったのとよく似てる。
(1枚目の画像はそれとは違うが、やはり何年か前に作ったもの)
本当に新しい魅力的なものってなかなかそう簡単には出来ないな、やっぱり。

斬新なものを見せてほしい…などというリクエストをされていたとしても、
本当に初めて見るものに対して人は拒否反応を示すことが多く
、結局その人が過去に見て気に入ったもの、それに似ているものを求めていることは結構多い。
それをいかに早く探り出して、好みの方向に発展させたものを見せられるか。

だけど、そんなことばっかりやっていると、何だかこころざしが低いようで嫌になってしまうことがある。

信頼できる人と同じ方向を向いて新しいモノを作り上げようと協力していけるような環境、
そんな環境で仕事したいものだが、少なくとも自分にはそんな機会はめったにない。



そういう機会はめったに無いけれど、それでもたまに、いいものができそうな予感がし始めて、
作業が進むにつれてそれが現実のものとなり、一人で興奮しながらww 仕上げたものを、
翌日とかに見てくれて、これすごいカッコイイですね!なんて言われたら、それほど嬉しいことは無い。

“いやほんとにカッコいいですねー。これほんとに出来上がったらすごいことになりますね。”
なんて言われたら、いやそれほどでも…なんて言いながら心の中で飛び上っているww

以前にも書いたが、ドラマの中のシェフのセリフで、 “愛してるって言われるより、
作った料理をおいしいって言われるほうが嬉しい。” みたいなのがあって、
それを見た時はそんなもんかいな、と思ったのだが…



自分に置き換えてみて、“おいしい”を“カッコいい(あるいは美しい)”にしてみるとわかる気がする。
愛してるって言われるより、作ったものをカッコいい!とか美しいって言われるほうが嬉しい。
もうこの歳だしww 
家内にそう言ったら、私はちがうな…と、言外に理解できない的なことを言われたww





20代の頃なら違うかもしれないし、相手にもよるか…。

2013年09月29日(日) No.729 (CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事)
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