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前後カウルの開閉機構 4月23日時点



本当のレーシングカーの場合、カウルは開閉式というよりも取り外し式で、2人がかり
以上でよいしょっと持ち上げて別の場所に置くようなやり方が多いと思いますが、
ロードカーを視野に入れているこの車では、その方法はちょっと問題があるのと、
カウルをあけた時の特別感の演出のために、前端と後端にヒンジを設置して、
いわゆるスーパーカーっぽく、フロントはフロントヒンジで、リヤはリヤヒンジで、
それぞれガバッと開くようにしています。



ただ、フレーム、マウントがこんな感じで前端と後端共に非常にスリムですので、
ヒンジスパンがまともなサイズでとれなくて、かなりグラグラしそうです。
カウルの開閉はやっぱり2人がかりで両サイドから支えながら…、
ということになりそうです。^ー^;

ガレージで、カウルをあけた状態のこの車を眺めて過ごすのもお楽しみのひとつ、
という事で…。





理想的とは言えないところのひとつ、前後カウルのヒンジスパン…。^ー^; 

2013年04月28日(日) No.503 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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ステアリングパドルシフター 4月23日時点



ステアリングコラムにはパドルシフターが設置されています。
上段と下段にそれぞれ一対のレバー(黒っぽい棒状のもの。最終的には一般的な
パドル形状になります)がありますが、上段がシフト用、下段がクラッチの操作用です。
更に、(現状ではまだついていないですが)ステアリングの右側にシーケンシャルタイプの
シフトレバーも取り付ける予定です。
システムとしては完全なオートマチックが何も問題無く可能(実際に私が試乗させて
いただいたのはこのモード)なのですが、自分で機械を操作する楽しみのためだけに、
ステアリングパドル、シーケンシャルシフトレバーなどが備わります。

この車に関してはまだあまり解説されていませんが、
より詳しい情報はイケヤフォーミュラさんのサイトでご覧下さい。
 http://www.ikeya-f.co.jp/ja/  製品案内→PADDLE SHIFT など



池谷さんご自身はプロドライバーでもあり、運転が非常にうまく、楽しみ方を知って
いらっしゃいます。その池谷さんがこれまでの開発で色々やってきて、モーション
フィードバックを備えたパドルシフト、そして完全なオートマチックも可能なシームレス
トランスミッションという、行きつくところまで行きついたその上で、やはり自分で操作
するという事が何より楽しいという考えに至ったとのことで、この車に関しても当初は
ステアリングパドルは無しにするつもりだったそうです。その場合のシフト操作は
ステアリングに近い位置においたシフトレバー(シーケンシャル)で行います。
ステアリングパドルでのシフトチェンジは、自分はスイッチ操作するだけで、実際に
メカニズムを動かすのはアクチュエーター…、それがおもしろくないそうです。^ー^;

打合わせの時にそう聞いた時に、本当に運転がうまくて楽しんでいる方なのだなと
思うのと同時に、それはちょっともったいないかなと思いましたので、せっかくなら
ステアリングパドルも付けておきませんか、そのほうが普通の人には魅力的に見える
と思いますので…、とパドル設置のお願いした経緯があります。

操作方法に選択肢がある…、それぞれが魅力的であることが前提ですが、
そんなことができるのって、いいんじゃないでしょうか。






パドルがついて良かった…。^ー^; 

2013年04月28日(日) No.502 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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シャシーの注目したところ 4月23日時点



シャシーにいくつかある注目したところのひとつ。
サスペンションアームのフレーム側マウントブラケット。
写真が小さくて見づらいですが、こんなふうに3次元曲面の綺麗に包まれたような
形をしています。これは2ピースのプレス成形品を溶接して、溶接痕を仕上げ、
サンドブラストしているのだそうです。
説明されてから見てもまだ良くわからないというか、製作過程を想像をしても
ちょっと信じられませんでした。

でも、サスペンションまわりのハイライトは実はここではなくて、
今回はまだダミーのサスペンションアームなのだそうです。
エッジの効いた本格的な翼断面形状で、ロッドエンドとの接合部が
見ものだそうで、本番用のパーツを見せていただくのがすごく楽しみです。

今時はやりのカーボンモノコックではなくクロモリのパイプフレームですし、
金属加工部品も、カッコイイと思われやすい切削ではなくて鈑金というところも、
色々考え方、とらえ方はあると思いますが、これはこれで魅力的じゃないかなと、
個人的には思います。
何より、普通の人がちょっとがんばれば手が届く価格、ということにもつながる
重要な要素ですので。



リヤまわりは、エンジンからギヤボックスまで全てダミーです。
太いクロモリパイプが交差したバルクヘッドのすぐ後ろに見える直方体がエンジン
(のダミー)で、サスペンションのショックアブソーバーがマウントされている下が
ベルハウジング、その後ろ、サスペンションのベルクランクやアンチロールバーが
マウントされている下の細長い直方体がヒューランドのギヤボックス(のダミー)です。
このギヤボックス、というか変速システム全体がこの車の本当のメカニズム的ハイライト、
シームレストランスミッションなのですが…、その詳細はまた後日、です。
説明を聞いて、カットモデルのデモも間近で見たのですが、その仕組みは正直なところ
良く理解できませんでした。^ー^;
ですが、ほぼ完成状態の開発車に昨年試乗させていただいて、その完成度の高さに
驚愕したことだけはお伝えしておきたいです。




パイプの材質がアルミじゃなくてクロモリで良かった…。

2013年04月28日(日) No.501 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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