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終戦記念日 見ていただきたい動画:アムステルダムの光芒【照らされた日本の誇り】




第二次世界大戦、太平洋戦争の真実(に近い一面)はこうじゃなかったのかな…
と思っていたことをオランダ、アムステルダムの市長がこれ以上無いと言うほど
感動的に言ってくれています。涙が出ます。

動画:アムステルダムの光芒【照らされた日本の誇り】
http://www.youtube.com/watch?v=RaCJ3yITwwM&feature=youtu.be

私は恥ずかしながら最近このスピーチのことを知りました。
この動画の映像を見て、多くの英霊に心から感謝するとともに、全ての日本人は
この誇りを胸に、でも決しておごらず正々堂々と生きてほしいと思いました。
本当に素晴らしい…。当時のアムステルダム市長、心から尊敬します。
このスピーチで、過去と現在、そして未来の日本人がどれほど救われることかと思います。
スピーチ内容と重なる映像がまた泣かせます。
光芒(こうぼう)とは、雲の切れ間から太陽の光が線になって差し込む現象だそうです。



平成三年、日本傷痍軍人会代表団がオランダを訪問した時、市長主催の親善パーティでの
エドゥアルト・ヴァン・ティン(Eduard van Thijn)アムステルダム市長(後の内務大臣)の
歓迎挨拶を、憲兵少尉のシベリア抑留経験者、溝口平二郎(平成9年3月14日逝去)が
録画していたのを、後に、(財)日本国防協会理事の浅井啓之氏が文章に起こし、
平成6(1994)年3月24日作成したのが、下記である。


「あなた方の日本国は先の大戦で負けて、私共のオランダは勝ったのに大敗をしました。
今日の日本国は世界で一、二位を争う経済大国になりました。
私達オランダは、その間、屈辱の連続。即ち、勝った筈なのに、貧乏国になってしまいました。
戦前は「アジア」に大きな植民地(オランダ領東インド(蘭印)=ほぼ現在のインドネシア)が
有り、石油等の資源・産物で、本国は栄耀栄華を極めておりました。しかし今では、日本の
九州と同じ広さの本国だけになってしまいました。

あなた方の日本国は、「アジア各地で侵略戦争を起こして申し訳ない。アジアの諸民族に
大変迷惑をかけた」と、自らを蔑み、ぺこぺこと謝罪していますが、これは間違いです。
あなた方こそ、自らの血を流して、アジア民族を解放し、救い出すと言う人類最高の良い事を
したのです。

何故ならば、あなた方の国の人々は過去の真実の歴史を目隠しされて、先の大戦の目先の
事のみを取り上げ、或いは洗脳されて、悪い事をしたと自分で悪者になっていますが、
ここで歴史を振り返って真相を見つめる必要があるでしょう。

本当は、私共白色人種が悪いのです。百年も二百年も前から、競って武力で東亜諸民族を
征服し、自分の領土として勢力下に置いたのです。
植民地・属領にされて、永い間奴隷的に酷使されていた東亜諸民族を解放し、共に繁栄しようと、
遠大崇高な理想を掲げて、大東亜共栄権樹立という旗印で立ち上がったのが、
貴国日本だったはずでしょう。

本当に悪いのは、侵略して権力を振るっていた西欧人の方です。
日本は戦いに敗れましたが、東亜の解放は実現しました。
即ち、日本軍は戦勝国の全てをアジアから追放して終わったのです。

その結果、アジア諸民族は各々独立を達成しました。日本の功績は偉大であり、
血を流して戦ったあなた方こそ、最高の功労者です。
自分を蔑む事を止めて、堂々と胸を張って、その誇りを取り戻すべきであります。」


親善パーティの参加者全員が感動したのは、言うまでもない。
ヴァン・ティン氏はやがて、国民から推されてオランダ王国の内務大臣に選ばれた。
アジア諸国だけでなく、戦勝国の多くの人達も、大東亜戦争における日本の正当性を認めている。
現在、日本に謝罪と賠償を求めているのは、日本と戦っていない中華人民共和国(中国共産党)と
韓国、北朝鮮の3ヶ国だけです。


戦争なんてしなくて済めばそれがいいに決まっています。
多くの場合、双方に各々が信じる正義があって、その解釈は単純にはいきません。
日本の学校教育ではこの戦争について詳しくは教えてきませんでしたので、基本的な
事からしてどうもよくわからないという、少し前までの私のような人も少なくないと思います。
この戦争で少なくとも日本はこういうつもりで戦った、そして実際に戦った相手国から、
今どのように思われているのか、それを知りたいと願う多くの人に見てもらいたいです。

この戦争を“人類最高の良いこと”とはちょっと持ち上げすぎと思いますが、
少なくとも、結果として日本以外のアジア諸国には良い影響を及ぼしたとは思います。

“日本軍は戦勝国の全てをアジアから追放して終わったのです。”
この言葉には考えさせられました。
私は軍というものは必要だと思うのですが、
これほど美しい軍のあり方はないんじゃないかという気がしたからです。







本当に誇れるものを心に秘め、決しておごらず…。
2013年08月15日(木) No.653 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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デトマソ・グアラ 理想主義的サスペンションサスペンション




2週間くらい前にヤフオクで見つけたデトマソ・グアラ。

希少!!★デトマソ・グアラ・バルケッタ★14210km★検H25/9
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k167790155

他はともかくシャシー、サスペンションレイアウトが魅力的なこの車、まだ落札されていないようです。

グアラのシャシーは写真のようなもので、これ以上無いっていうくらいサスペンションアームが長い。
特にフロントの前側ピボットの位置はもはや物理的な限界ww
負荷がかかってバンプしていくほど舵が効くようにしたい、だけど特性変化が急にならないように
アーム長を長くとって変化率をなるべく小さく、穏やかにしたい…という狙いなのかと思いますが、
写真のようにかなり大胆なことになっています。
リヤサスペンションでは、トゥー変化などをコントロールするためにダブルウィッシュボーンに
リンクを加えてマルチリンクにしたり、方向性のある特殊なブッシュを使ったりするのですが、
追加リンクやブッシュに頼らない、このある種、理想主義的なサスペンションがどんな特性を
持つのか、車としてどんな挙動を示すのか、とても興味があります。

開発中の車でも、可能な限りサスペンションアームは長くしたのですが、(画像3枚目:初期レイアウト)
フロントはある程度妥協せざるを得ませんでした。ドライバーのポジション、そこからくる
フットボックスの中のペダル類やステアリングシャフトとの兼ね合いがあるからです。
それでも、普通の車よりはずっと長く、LMPカー並みではありますけど…。



さて、グアラの絵にかいたようなシンプルなバックボーンフレーム。こんなに極太です。
ここは確か内部に燃料タンクを仕込んであって、そんなところでも理想主義的な面が見えます。
可能な限り低い位置に、そして燃料残量による特性変化が最も少ない、そういうレイアウトです。
いいじゃないですかね。 メンテナンスのことは考えたくないですけどww
 
バックボーンフレームはこういったプッシュロッドサスペンションなどがあって初めて
まともにあつかえる、というか、そうでないと入力で捻じれまくるはずです。
バックボーンフレームに普通のアウトボードサスペンションをつけたものや、
古いロータスのようなX型フレームなどは、まさに棒の先に腕をつけて、そこに力を加えて
棒をねじるようなものだから、それで剛性を出そうったって、無理があるわけです、どう考えても。

フレーム、それも大元のバックボーンがねじれていいわけがない。
入力はなるべくコンパクトに剛性の高いところで受け止めて、他に影響が無いようにする。
プッシュロッドやプルロッドサスペンションのいいところはそういうレイアウトができるところ。
マスの集中とかレバー比とかプログレッシブレートとか…、そんなことよりよほど大きな利点。

それにしてもこのグアラ、魅力的なところもあるけど…、
ルーフどころかフロントウインドスクリーンさえ無い。
各部の作りもスパルタンというか、好意的な言い方をすればものすごくシンプル。
でも、シンプルだから壊れないなんてことは絶対ないだろうし…(イタリア製、デトマソ製…)、
所有して乗るにはなかなか…、いや最もハードルの高い車の部類かも。



買うのはさすがにアレだけど、1度運転してはみたい…。

2013年08月08日(木) No.652 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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アルミ削り出しの良し悪し、素材の使い方




アルミ削り出しパーツをありがたがる人が多い。
確かに、プッシュロッド形式のサスペンションのベルクランクとか、
削り出しでいかにもカッコ良く見えるものはある。そういうのは私も好きだ。
だが、何でもかんでも削り出しにすればいいというものでもない。
その質感がいいからといっても表面の質感だけなら、プレスとかも変わりないし、
ある程度より大きいものは重くて、製作費がバカみたいに高くなるしで、あまりいいことはない。
しいていえば設計が簡単なことくらいか。

アルミ材をうまく使うには、剛性が必要な方向に十分な寸法をとって、比較的
負荷のかからない方向に対しては大胆に薄くするなど断面を工夫する必要がある。
そうすれば機能部品としていいものになる。
実際に、アルミがそれほど好きではない私も、これまでにヒンジ類、ブラケット類、
ドアハンドルなど、アルミ削り出しでたくさん設計、製作してきた。中には気に入って、
手元に置いておきたいと思うようなものもあった。

ただ、そういう機能パーツはいいのだが、例えば…アルミ削り出しマフラーカッターとか、
アルミ削り出しランプベゼルとか、そういうものを見たり実際に手にとってみると、
ズシっとくるその重さと製作費の高さに、一体何がやりたいんだか…と思ってしまう。

過去に製作のとりまとめと設計を担当した仕事で、あるコンセプトカーのサイド面に、
ほぼ車の全長に近い長さで、緩くカーブしたちょっと太めの立体的なアルミモールを
作ったことがあるのだが、この大きさで3次曲面となるとまさしく法外な製作費がかかった。
あまりの見積もりの高さに、(見積もりといっても工期が無さ過ぎて、製作に取り掛かって
もらってからの見積もりという、良くないパターン…)いくらお客様のご希望とはいえ、
これは作ってはいけないものではないのか…?
アルミとお金の使い方を間違っている…。真面目にそう思った。
アルミモール左右で、数百万台の後半、ざっと高級車1台分である。



重量剛性比でいうとどんな金属も実はそれほど変わりはなく、(構造材としてありえない
ような金や銅などは除いてく。ちなみにカーボンは非金属だがさすがに魅力的な数値。)
例えば鉄と同じような形状で同等の剛性をアルミで得ようとすれば大雑把に3倍近い厚みを
必要とするわけで、そのまま設計してしまったらアルミを使うメリットが無い。

開発中のこの車も、当初アルミパイプを使ったフレームを考えていたのだが、基本設計
段階でイケヤフォーミュラさんがシミュレーションしたところ、どうしても望む剛性が得られず
スチールパイプに変更となった。

このシャシー剛性をみるシミュレーション、順番はどうだったか聞き忘れたが、
プロジェクトのごく初期にベース車として使えないかと考えたロータス・エリーゼ系(2-Eleven?)
のシャシーも同様にチェックしたところ、全然ダメダメで、諦めたとのこと。
せっかく新規に作るのにこれではあんまりだ…と。

シミュレーションの結果は残念なものだったが、それによって、フレームからオリジナルのものを
作ろうと決心するに至るのだから、ロータスのシャシーがそういうものでしかなかったことは
私としては幸運だったといえる。
それによって、サスペンションレイアウトやウインドーグラス類の制約が無くなり、ずっとデザイン、
設計がやりやすく、やりがいが大きくなったのだから。
(その後、フロントウインドスクリーンはまた別の制約を抱えることになるが、それはむしろ
非常に望ましいことでもあったので、良かった。)







削り出しも良し悪し。使い方次第と…。

2013年07月29日(月) No.649 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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Aeromaster LMP – Replica Bentley Speed 8




About Aeromaster
http://www.aero-master.com/en/pages/about-us.php

Aeromaster LMP – Replica Bentley Speed 8 | diseno-art.com
http://www.diseno-art.com/news_content/2013/07/aeromaster-lmp-replica-bentley-speed-8/

上記サイトのGoogle翻訳↓


Aeromaster、ソフィア、ブルガリアに拠点キットの自動車会社は、ちょうど彼らの最新作に
関する詳細を発表しました。 Aeromaster LMP呼ばれ、車はベントレースピード8プロトタイプ
レースカーを受賞2003年ルマンレースのレプリカです。 Aeromaster LMPは明らかに
ベントレーの性能近くのどこかありませんしながら、それは外からかなり正確なレプリカです。
少なくとも、それはあなたにtrackdayにいくつかの注意を取得する必要があります!

Aeromaster LMPはスチールスペースフレームシャーシとグラスファイバーのボディを備えています。
Aeromasterは、ボディパネルは、すべて迅速かつ容易にシャーシにボルトで固定するように
設計されていると言う。本体自体は、CADソフトウェアを使用して設計されており、80%は
ベントレー正確された。修正はそれが簡単に構築し、維持できるように作られた。
車体用の金型はミリ完全な公差を大規模CNCフライス盤を用いて行った。

アウディソースの4.0リットルツインターボV8エンジンを装着した - 悲しいAeromaster LMPの
ドライブトレインは、ベントレースピード8で使用されているものと全く同じくらい印象的ではありません。
奇妙DMCデロリアンで使用したのと同じエンジン - 標準Aeromaster LMPはPRV(プジョー、
ルノー、ボルボ)のV6エンジンを受け入れるように設計されています。このユニットは、
むしろ貧血136馬力を発生し、5速ルノーのマニュアルのギアボックスに釣り合わせられる。
うまくいけばAeromasterはそれがかなり記念碑さもなければかなりbeastyに見えるキットです
何のためにダウンしてみましょうと、すぐに提供する上でいくつかのよりエキサイティングな
ドライブトレインの選択肢を取得する方法を見つけ出す、となります。




自動翻訳ですから日本語爆裂状態で何を言っているのかわからないところもありますがww
そこは適当に流していただいて…。
何だかこちらで開発中の車とよく似てて、もろに比較対象にされそうなのが出ちゃったなぁ、
と思って先方のサイトを見てみました。
レプリカを作るにあたって、この車を選んだというところがまず興味を引くポイントです。
現役ではなくて、形がカッコ良かった頃のもので、ネームバリューもあって…
という事で選んだのでしょうか。

最初、シャシーやボディパネルの材質などから、似ている考え方なのかな思ったのですが、
フロントサスペンションはプッシュロッドタイプではなく、より古いレーシングカーのような
形式です。リヤは良くわかりませんが、せっかくのこの形でそれはないだろう…、
正直そう思ってしまいます。
他にも、ディティールを見ていくと、何でこうしちゃったんだろう?本当はこうしたかったんじゃ
ないかな…と思われるところがいくつかあって、共感できる面とそうでない面の両方が
あります。レプリカのキットカーというと、やっぱりこんな感じなのかな…。

そういうちょっと残念なところはありますが、この車で最も驚いたのは、その価格です。
サイトの中にパーツとしての価格が表示されているページがあるのですが、
ものすごく安い設定で驚きます。さすがキットカー。
いわゆる先進国で作ったら絶対この値段ではおさまらないのではないかと思われます。
ただ、それをちゃんと組付けて安心して走れるようにまでするのにどれだけかかるのか、
こういうのはやってみないとわからないというのが本当のところです。
“人柱上等!”な心意気でこれを買って組み立てるほどの魅力をかんじられるかどうか…。
ちょっとさみしいような、安心したような、微妙な気持ちになってしまいました。






形は似てるけど、目指すところはかなり違いそう…。

2013年07月28日(日) No.644 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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イケヤフォーミュラ IF012 ホワイトバージョン




ボディカラーが白だと映り込んだまわりの景色が、うっすらとだが色までわかる。
それがいい雰囲気。
他の彩度の高い色では望めない、自分が白いボディカラーを好ましく思う点のひとつ。

黒などの濃色なら映り込みはより鮮明になりますが、
そうなると肝心のボディの形がわかりにくくなります。
ただでさえ、濃い色はそうなのに。
これが私がボディカラーに濃い色をあまり好まない大きな理由のひとつです。



でもそれは反対に魅力的な面でもあって、ドラマチックで印象的な絵柄を作るために、
黒いボディにハイライトをドカーッと通して、コントラストを上げて白飛び黒飛び上等でww
全体像は見せずに部分的にカットして雰囲気最優先で絵柄を作る…
なんていうときはとてもいいと思うのですが、
そういう絵を作るのは自分の守備範囲から外れるように思うし、客観的に自分よりも
うまい人がたくさんいると思うので、そういう人達にやってもらったほうがいいと思います。

という事で(←何が?)、ためしにやってみた白いボディカラーのレンダリング。
イケヤフォーミュラの池谷さんがお持ちの白に対するイメージは
“塗装前かステッカーを貼る前のレーシングカー”というようなもので、
それはあまり望ましいものではないようなのですが…、
こうして白くてツヤツヤしたボディを見ると、やっぱり自分の好みである事は確かです。
ただ、実車でここまでのツヤというか映り込みを実現しようとすると、
それはなかなか大変な事ではあります。
そういうレベルなら白もいいかなと思うんですが…、と池谷さんもかつて言っていました。
許せる白はハードルが高いと…。





ブルネイの王様のように色違いでまとめて何台かオーダー…、誰かしてくれないかな。^ー^;

2013年07月22日(月) No.640 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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イケヤフォーミュラ IF012 イエローバージョン




一日の通常業務を終わらせて、寝る前に設定して夜中を使って何日かに分けて
少しずつレンダリングしたイエローバージョン。
こうしてみると、やはり黄色は黄色で魅力的だなと思います。
そう思うのですが、
“黄色は自分の中ではフェラーリのイメージなんですよね…。”
とお客様、イケヤフォーミュラの池谷さんは言います。
それは、そうはしたくないという意味で言っているっぽくて、うーむ…。



今のところ、以前からイケヤフォーミュラさんで作った車に多く塗ってきた赤が
最有力候補なのですが、ちょっと心配もあります。
以前の日記でとりあげたとおり、赤でレンダリングしたCGをご覧いただいて
大変気に入っていただき、ほめてももらえてそれはとても良かったのですが、
その時気になるお話しが出ていました。
トヨタのかつてのレーシングカー、TS020とはなるべく違うように見せたい。
というご希望です。
これは結構むずかしい、困ったことです。
正直、赤である限りこの形でそれは無理じゃないかと…。

この車をデザインする時、メインモチーフにしたのはASH013というオリジナルデザインで、
それに池谷さんのお好みでLMPカーなど本物のレーシングカーの雰囲気をかけ合わせて、
まとめていきました。

このデザイン作業の過程でTS020は大変参考にさせていただきました。
TS020がデビューした年のルマンでは、最高峰クラス:GT1では、市販モデルが
1台以上存在することというレギュレーションがあり(販売実績は事実上問わない、
何ともザルなレギュレーション…)、その条件を満たすためにロードバージョンが
たった1台だけ作られました。そのボディカラーはレーシングバージョン同様に赤ですが、
ロードバージョンにはスポンサーロゴもグラフィックも何も無く、ただ真っ赤でした。

TS020に限らず、いいと思えるレーシングカーはいろいろ参考にしたのですが、
そういうなりたちのデザインですから、この種の車にあまり興味が無い人から見たら、
それも同じ系統の色だったら、まぁほとんど同じ車にしか見えないのではないかと…。
さて、どうしたものか…。

そんな問題というかなんというかをを抱えながら…、
初夏に完成見込みといっていたのを、いよいよ初夏が終わるという6月の最終日に
ウェブサイトなどの表記をコッソリ初秋完成見込みに変更しww 少しずつ作業を進めて
います。あとは、シャシーの残りと、インテリア、シート、エンブレム…などです。
あともう少しです。

お話しをいただいたのが昨年の夏。作業をやりだしてもう1年くらいになるわけですが、
長くて早い幸せな1年だったかなと思います。





仕様違いで2、3台作ってカラーバリエーションも…なんてやれたらいいな…。

2013年07月21日(日) No.639 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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姿勢のいい人はトーアウト傾向




少し前にTwitterでつぶやいたものをまとめてみました。

6月28日の金曜日、月末の各種支払いに銀行に行ってきた。
道行く人達を見ていて、姿勢のいい人はつま先が開き気味、
車でいうところのトーアウトの傾向にあるなと思った。
これは以前から思っていたのだが、バレリーナなどはその最たるものかもしれない。

以前は、コンビニで立ち読みしてると後輩から、ashさんは立ち読みしてる時まで姿勢がいいですね、
なんて言われてたくらいなのに、PCを使って仕事するようになってからどんどん悪くなって、
それが原因のひとつかと思われる良くない症状が色々出るようになってしまった。

長手が2メートル以上あるようなドラフターに向かって図面を描いてた頃はいい姿勢だったわけだ。
2次元の図面では表現しきれない情報がたくさんあって、それをどう表現するか、どう伝えるか、
随分苦心したものだが、あれはあれで良い面もあったのかもしれないと後から思った。

ドラフターから2D CADへの移行期には、それまで使ってきたMUTOHの大きなドラフターを
自宅に置こうか真剣に考えたが、結局置かなかった。随分もったいない気がしつつも
処分したわけだが、あったもほとんど使うことはなっただろうと思う。

当時は自動車メーカーから支給される資料の中にs=1/2とかの大きな紙焼きの図面が
あったりしたから、それを広げてみるには大きなドラフターは使えたかもしれない。
もったいない使い方ww



2D CADを使うようになって、修正とか、寸法管理、部品の使い回しなどはいいなと思ったが、
それほど感動みたいなものは無かった。だが、ほどなくして3Dを使い始めた時は、
ああぁこれがやりたかったんだずっと、と感動してとても嬉しかった。

3D CADなら、断面なんかどこでも切り放題だしww 3次曲面をそれこそ自由に作れる、
オフセットとか使えばクリアランス管理も非常に簡単…、もういちいちすばらしい。
実にすばらしいww 本当にそう思った。

やっていない人からしばしば聞いた言葉が、でも3Dって難しいんでしょう?
こう聞かれるとちょっと困った。
確かに覚えることはそれなりにあるから操作は簡単というわけではないかもしれない。
でも自由度が高いということはそれだけ沢山操作するということとほぼイコールだから…。






姿勢のいい人はつま先が外向きだなと思ったっていう話が…ww
2013年07月02日(火) No.627 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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リヤビューミラー




バックミラーとか、フェンダーミラーとか言ったほうがわかりやすいかもしれませんが、
ここではリヤビューミラーということにします。
ドアにマウントされていないので、少なくともドアミラーではありません。

流用できるものがあればそうしても良かったパーツのひとつですが、量産車のものでは
この車のデザインと全然合いませんし、アフターパーツとかチューニングパーツとか、
レーシングカー用のものなども考えたのですが、ミラー面が小さくて見づらいのは嫌、
というお客さまからのリクエストがありましたので、そういうもの(レーシングカー用に多い)
は却下で、オリジナルで作ることにしました。



シンプルで合理的な形の本体と、やはりシンプルな構造でありながら剛性が高く、
空気抵抗は極力小さく抑えたステーの組み合わせ…と考えたものです。
電動調整機構などは何もありません。そういったものをバッサリ捨てているからこそ
成立しているステーであり、本体との結合方法です。
ミラー面の角度調整は、車の外に出て、工具を使って行うという、スパルタンというかww
使う人にやさしくないモノになっています。
シェーディング画像で水平方向だけ調整機構が見えますが、垂直方向も同様な機構を
入れる予定です。

将来的には、電動格納式にまではしなくてもいいかと思いますが、ミラー面だけでも
電動の調整機構は入れたいと思っています。
更に出来ればサイドマーカーやフットランプとかもつけてあげたいです…。

こんな薄っぺらな2枚の板で構成されたステーですが、十分な剛性感は予想通りですし
(本当はちょっと心配だったww)、結構うまくできたと思えるので、ここに電気配線を
入れるにしても、なるべくこのイメージは残したいと思います。





ミラーひとつとっても魅力的、というようなのがいい…。

2013年06月19日(水) No.607 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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ドアインナーパネルの構想




この車にはメーターパネルやスイッチ類を設置するためのインパネこそありますが、
インテリアトリム、いわゆる内張りというものがほとんどありません。
ドアもそうなのですが、開いたドアを閉める時にひっぱるところが必要ですし、
キャッチロックを解除するインナーハンドルも付けたいので、こんなインナーパネルを
作って、ちょっとドアトリムっぽくしようというものです。



素材はアルミか、ごく薄い鋼板どちらでもいいように考えましたが、
アルミにしておけばサビの心配をしなくてもいいのと、重量的にも軽く済むので、
そっちがいいかなと思います。ただ、曲げ加工があるので、その点では
アルミよりも鋼板のほうが扱いやすいという事はあります。
アルミはやわらかいので簡単に曲がるのですが、曲げて一旦伸びたところは
基本的に戻せないので、修正が難しいからです。

普通の車に比べればかなり小さなこのドアで、更に天地寸法の小さな特殊な形、
形状も2次曲げだけですむように考えたごくシンプルなインナーパネルですが、
下側の緩い曲面がちょっと質感を良く見せてくれたらいいなと思っています。





インテリアトリム類は真面目に作ろうとするとかなり大変…。

2013年06月17日(月) No.602 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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塗装前仕上げ完了、ボディ引き渡し 6月11日時点




ボディの塗装前の仕上げが完了し、イケヤフォーミュラさんに引き渡ししました。
また遠路積載車で来て下さいました。

天気予報で台風の接近が心配されたので、引き取り予定を1日早め、
6月11日火曜日昼頃の引き渡しでした。



地面(というか床ですが)におりた状態で完成形(塗装前ですが)を見るのは、
私もこの日が初めてだったのですが、思った通りのいい形のものが出来たと思います。
スケッチを描いて、3Dデータを作って、それに基づいて設計もしているんですから、
思った通りのものが出来て当たり前ですし、あんまり手前味噌な事は言わないほうが
いいと思うのですが…、普通に、客観的にカッコ良く思えました。
かなりいいものができたと思います。

スケッチや3Dデータから1/1スケールの現物にするという一番厄介でしんどい作業は、
お願いしたNさんのセンスとスキルに頼り切りでしたが、さすがNさん、いい仕事をします。

色々不安要素があって、思うようないい仕上がりにはならないかもしれない、
多分そうなると思います…とNさんは言っていましたが、
仕上がりは全然そんなふうには見えません。十分いい品質だと思います。
きっとこういう人は自分の中の内部基準(?)が高いから、
こういったネガティブにもとれる発言が出てくるのだろうと思うのですが、
その言葉どおりには受け取らなくていいようです。

このあとはイケヤフォーミュラさんのほうでシャシーを完成させ、
インテリアを組付け、一旦ばらして塗装、再組み付け、ウインドーグラス等組付け…
となって、ようやくこの1号車の完成となります。
私ももう少ししたら、イケヤフォーミュラさんに行って出張作業(インテリア関係)する予定です。

Nさんには大変苦労していただきましたが、ようやくここまで来ました。





無事に引き渡し出来て良かった…。
2013年06月14日(金) No.545 (ミッドシップ スーパースポーツ IF-02RDS)
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