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憧れのギリシャ



以前どこかで見かけた“とあるギリシャの一日”っていう円グラフがあるんですが、
これがまた…、本当かよっていうくらい、労働時間が少なくて、寝てばっかという、
これで社会が成り立つんなら、ある意味うらやましい…くらいのものでした。

ギリシャは今回の選挙で、緊縮財政を受け入れ、ユーロ圏に残ることを選択したようで、
それは私達ギリシャ以外の国々には、少なくともそうでない選択よりも経済的な打撃の少ない
望ましい結果だったと思うので、ちょっと(実はかなり)心配していた私はホッとしました。
ギリシャが債務不履行になって破たんすれば、その影響は全ユーロ圏におよび、
少し前のリーマンショック以上の世界レベルの経済恐慌になりかねないと言われていますので、
そんなことになったらたまりません。
大体、100年に一度の経済危機!なんていうのがこんな頻繁におこられてはかないません。
私みたいなところはそういう影響がまっさきに来ますし…。

で、まぁ今回のギリシャの選挙結果は良かったんですが、
もともと、ギリシャがユーロ圏に入るのって無理があったのではないかとも思います。
観光以外に特に産業が無さそうで、公務員の数が想像を絶する多さで、
しかも上の図のようにみんなあんまり働かないし…。
対外的に安い通貨で静かに暮らしていれば、とびきりいい思いもしない代わりに、
こんなことにはならなかったんじゃないかと思うんです。
ギリシャがユーロ圏に入って良かったのはドイツとかフランスとか、元々経済的に強い国が
通貨高になるのをおさえられて輸出に有利になってウハウハ…ってだけなんじゃないかと。

じゃぁっていうことで、これからギリシャに新たな産業を…といっても、
ギリシャのみなさんのこれまでの生活ペースを考えると、
いろんな意味でとても簡単なことには思えません。ものすごく時間もかかりそうです。

まぁ、こんな景色を見ていると、生きてさえいければ、他はどうでもいいか…
と思えてきても不思議はないですけど。
画像は私の憧れの地のひとつ、ギリシャのサントリーニ島。  
 
2012年06月18日(月) No.103 (モーターショー、ニュース、レース、その他)
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