ASH INSTITUTE Blog

アルミラジエーター ワンオフ製作



一昨年夏のこと。
クアトロポルテの水温が高いので、初めて横浜のデスティーノへ持ち込んだ。
このお店はマセラティを始めイタリア車の扱いに慣れていて、評判がいいお店だ。
http://www.destino.jp/works/
水温チェック、その他気になるところのチェックを依頼。
水温に関しては、水温計の針の位置が少しずれていて高めに表示しているとのこと。
メーターをはずして水温計の針の位置を修正。
その他にも色々チェックやら何やらやってもらって…、
工賃ただ。0円。(!)
“特に直したとかそういう事はしていませんのでお金はいただけません。”
とのこと。
うーむ、噂には聞いていたが…、男前だ。
ちょっとヤンキーあがり風のお兄さんで恐かったけど。(;`・ェ・)

だが、その後やっぱり水温高くなって、しばしばオーバーヒート直前になる。
再度デスティーノへ。
サーモスタットが安定動作していない可能性があるので交換。
ついでと言っては何だが、この際に懸案事項をつぶすことにしようと、
タイミングベルトの交換、ウォーターポンプの交換、ATオイルホース交換…、
など色々やってもらう。
さすがに結構な修理費がかかった。でもこれで少しは安心できる。
引き取りに行った時、交換した部品や修理内容を説明される。
中でも、タイミングチェーンカバーの値段がベラボーな値段で、
いくらなんでもこれじゃお客様(私)に納得してもらえない)と思って、自分の判断で、
マイナーチェンジ後の同等品を注文。必要な加工を施して無事に取り付けしたとのこと。
どれくらい差があるかというと、15万円くらいと数千円くらい。
どう見ても材質、製法ともに同じで、安いほうがカバーするエリアが少し広い程度。
全く人をなめたような価格設定である。マセラティジャパン、というかコーンズ…。
メカニックの彼曰く、
“こういう事がありますから、うっかり素直に注文とか出来ないんですよね。
まったく、恐ろしい車ですよ…。(; ̄ー ̄)ニヤリ ”
私達の正面のソファに座って下から見上げるように…。アナタモソウトウコワイデスヨ (;´Д`)

帰り際、お愛想半分に
“おかげさまで、これで安心して乗れます。(^ー^) ” と言ったら、
“いえ、マセラティに安心は無いですから。(; ̄ー ̄)ニヤリ ”
と言われた。 (;´Д`) アウアウ


しばらくは調子良く乗っていたが、冷却水が少しずつ減るようになった。
量的にはそれほど大したことは無く、緊急性は低いので、
とりあえず継ぎ足しながらしばらく乗る。

購入時にガラスコーティング処理をしてもらったのだが、
いつの頃からかボンネットの一部に小さな傷がつき、
そこから塗装ごとはがれてきてしまい、カッコ悪いことになった。

その他にも直したいところがいくつかあり(くだんの冷却水漏れ、インテリアの
レザーリペア、ルームランプなどなど…)、こういう内容だと購入した店でやるのが
筋だと思い、静岡の焼津のお店に持ち込み、これら全てをやっつけることにする。

そこで冷却水の件をチェックしたところ、純正ラジエーターの部分的な劣化で、
そこは修理が困難とのことなので、ラジエーターは交換することにする。
だがマセラティジャパンに在庫無し。
イタリア本国にはあるらしい。だが輸送費を入れると結構なお値段。
それならと、国内でより高品質のものをワンオフで製作することにする。
純正品は耐久性に難ありで、品質的に今一信頼できないから。
マセラティの純正品って…。

それがこのFLEX製のアルミラジエーター。
冷却性能も耐久性も純正品よりもずっと良好。
しばらくの期間がかかったが、このワンオフラジエーターが取り付けられて、
その他もろもろもすっかりきれいになったという事で、家内と引き取りに行った。
帰路の東名は実に好調。水温は75度〜90度で安定している。
もうオーバーヒートの心配はない         …はずだった。
2012年04月05日(木) No.37 (車(マセラティ・クアトロポルテ、他))
Comment(0) Trackback(0)

この記事へのコメントは以下のフォームからどうぞ

Name
E-Mail
URL
感想
500文字まで
Icon Icon
投稿キー 投稿キーを右に記入して下さい
Pass

この記事のトラックバックURL

https://ash-institute.cats.st/cgi/diary/sfs6_diary/sfs6_diary_tb.cgi/2012040537
No. PASS

       
   














ASH INSTITUTE Blog